Title: | UTCPレクチャー「哲学ディシプリンとしての美学の誕生」終了しました |
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Date: | 2010年6月4日(金)18:00- |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館4階 |
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)主催
レクチャー
哲学ディシプリンとしての美学の誕生
ジャクリーヌ・リシュテンシュタイン(パリ第4=ソルボンヌ大学教授)
18世紀ドイツで誕生した美学は、芸術と美に関する新たなタイプの言説、さらには伝統的な芸術理論・批評と対立する言説の登場を徴づけるものだった。ドイツ生まれのこの言説がフランスにおいてどのような抵抗を引き起こしたか、また、美学教育がいかにして大学に導入されたかを示してみたいと思う。
講演者紹介:カリフォルニア大学バークリー校、パリ第10大学などを経て現職。古典主義時代のフランス画壇を二分したデッサン派と色彩派の論争をとりあげ、修辞学の伝統と関係づけながら、背後に潜む哲学的含意(真/疑、観念/物質、精神/身体……)を精緻に分析した『雄弁なる色彩』で注目を集める。近年は17世紀フランス王立絵画彫刻アカデミー講義録の翻刻にも携わっている。主著に La couleur éloquente, rhétorique et peinture à l'âge classique (1989), La peinture (編著、1995), La tâche aveugle : Essai sur les relations de la peinture et de la sculpture à l'âge moderne (2003) など。
使用言語:フランス語
入場無料|事前登録不要
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