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Title:

UTCPワークショップ「ファンタジーの反射=反省(リフレクション)」

終了しました
Date:
2010年3月19日(金) 14:00–17:00
Place:
東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム2

【趣旨】

私たちの時代のリアリティは、第二、第三、いや第nの(反)自然へと多層化されている。乱反射してやまぬ「ファンタジー」の破片たちのめくるめく明滅のなかで「反射=反省」(リフレクション)を続ける私たちの(夢‐)現存在。「胡蝶の夢」(荘子)そして「電気羊の夢」(フィリップ・K・ディック)、いや人間という夢の朧なる消息――その途上にあって真摯に迷いなおすために、本ワークショップでは、リアリティへと対峙して批判性の距離を刻む「虚構fiction」とも、リアリティの足もとを溶かし脱構築する不気味な「幻想fantasme」とも違う、それ自体の反射──ないし自己触発――に内在して反省される「ファンタジー」の概念を問おうとする。海野十三論(中尾)、稲垣足穂論(千葉)、宮崎駿論(宇野)という三つの各論を提示した上で、「パンタシアー」概念の思想史的背景へと遡り(星野)、ファンタジーの哲学を共同で素描する。

【タイムテーブル】
司会:千葉雅也 コメンテーター:串田純一

14:00-14:15 趣旨説明(千葉雅也)

14:15-14:45
中尾麻伊香「海野十三の空想科学小説における兵器のファンタジー」

14:45-15:15
千葉雅也「稲垣足穂の美学=感性論におけるベルクソン哲学の援用と性の問題」

15:15-15:45
宇野瑞木「『となりのトトロ』試論―背景がキャラクター化する瞬間」

16:00-16:20
星野太「現出の中動態――パンタシアー/イマギナツィオの変貌」

16:20-17:00 全体討議

使用言語:日本語  入場無料・事前登録不要

【報告】

100319_Fantasy_Poster.jpg

ポスターをダウンロード (PDF, 1.00MB)


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