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Title:

IX International Colloquium Bariloche of Philosophy "Metaphilosophy"

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Date:
2008年10月1-3日
Place:
Centro Atómico Bariloche (バリローチェ、アルゼンチン)

バリローチェ国際哲学会議の第9回「メタ哲学」でUTCPセッションがもうけられます

Languages: Spanish, English, French or Portuguese.
Organized by the Philosophy Program of the Bariloche Foundation

Continuing with the series of international colloquia in philosophy started in 1992, the Philosophy Program of the Bariloche Foundation announces that the Ninth International Bariloche Colloquium of Philosophy will be held in Bariloche, Argentina, from October 1 through 3, 2008. The focus of the conference will be on Metaphilosophy.

〈UTCPセッション〉
アジア的思考の複数の可能性――もうひとつのメタ哲学

2008年10月2日 11:30-13:30

発表:小林康夫、中島隆博、西山雄二(UTCP)
司会:フランシスコ・ナイシュタット(ブエノス・アイレス大学)

 かの有名なパルメニデスの真理の女神が示した二つの道のうち、西欧は、「無が存在する」という矛盾に満ちた断言を拒絶し、「あるものはある、ないものはない」という道を選択した。これに対して東洋は、西欧が拒絶したその道をまさに自らの「道」として歩み、維持しようとしたと言えるかもしれない。だとすれば、東洋の西欧近代化はこれら二つの道の交差にほかならない。アジアの近代の思想は、みずからの伝統的な思考と西欧の現実的な実証性に開かれた有の思想のあいだで、痛みなしにではなく、苦闘したといえる。西欧の有の思想は科学と技術の非人間的な規模での結合を通じて、ある意味では、「完成」の領域に突入しつつある。おそらくいま問われているのは、この「完成」そのものの新たな「外部」をどのように示し、名指すかだろう。東洋の「思考の道」がこの外部を「言い表す」ことができるのか、できないのか――われわれの責任は重いと考えている。
 本セッションでは、まず導入として、小林康夫が佛教の可能性について語る。次に、中島隆博が二人の近代中国哲学者、胡適と馮友蘭の対比を通じて、「中国哲学史」の意義について論じる。そして、西山雄二は近代日本の哲学者、田辺元が、第二次世界大戦という歴史的文脈において練り上げた供犠と共同体の論理について分析する。

⇒[【現地報告@アルゼンチン】バリローチェ国際哲学会議第9回「メタ哲学」

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