Publications / 刊行物

Title:

ニューロ—新しい脳科学と心のマネジメント—

Author:ニコラス・ローズ & ジョエル・M. アビ=ラシェド 著、檜垣立哉 監訳, 櫛原克哉、志水洋人、野島那津子、山田理絵 訳
Publisher:法政大学出版局 Year:2023
Category:other publications

【書誌情報】
ニコラス・ローズ & ジョエル・M. アビ=ラシェド 著、檜垣立哉 監訳, 櫛原克哉、志水洋人、野島那津子、山田理絵 訳
『ニューロ—新しい脳科学と心のマネジメント—』2023年、法政大学出版局
ISBN:978-4-588-01161-0 C1330

【目次】
序論

デカルト主義を超えて?
脳を通じて統治する
われわれの主張
概念とテクノロジー
未来を統治する─脳を通じて
脳の経済学
脳と人格
人間科学?

第一章 神経分子的脳
どのように神経科学の歴史を記述するべきなのか
神経を通じた道
脳を通じた道
狂気を通じた道
インフラストラクチャー
神経分子的な思考様式
可塑性へ
神経分子的なものと可塑的な脳

第二章 不可視のものを可視化する
臨床の眼差し
身体そのものへの刻印
脳を開く
生きている脳を見る
可視化の疫学
脳機能は局在化されるのか
実験室──場所あるいは非・場所?
ピクセルから画像へ
エビデンスと解釈
脳の可視化の新たなエンジン

第三章 彼らのマウスのどこが悪いのか?
人為性?
第一の安定化──実験者
第二の安定化──セットアップ
第三の安定化──動物
Models1, Models2, Models3, Models4 (そしてもしかするとModels5)
人間の特殊性
転 訳
創造としての生命

第四章 すべては脳の中に?
真の狂気を定義する
精神障害の負荷
すべては脳の中に?
神経精神医学と診断のジレンマ

第五章 社会脳
「社会脳仮説」
社会脳の病理
社会神経科学
神経科学を越えた社会神経科学
社会脳を統治する

第六章 反社会脳
具現化された犯罪的なるもの/身体化された犯罪者
生きている人間の脳の内部
神経法学?
統制の遺伝学
サイコパスの芽を摘みとる
素晴らしき数年間で脳を彫塑する
反社会脳を統治する

第七章 神経生物学的時代における人格性
挑戦される自己
病理的なものから正常なものへ
損傷からえられる教訓
現実世界についての非現実的なヴィジョン
リベティズム
自己──魂から脳へ
倫理と自己のテクノロジーの突然変異?
神経生物学的自己をケアする

結論 脳、心、そして自己を管理する
神経生物学的複合体
あるべき場所にある(In Situ)脳?
コーダ──神経生物学的時代の人間科学

補遺



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