【書誌情報】
ニック・パットマン 編、ブライアン・マーティンデール 編、石原孝二 編訳、斎藤環 訳、高木俊介 訳、白木孝二 訳、山田成志 訳、宮本有紀 訳、大井雄一 訳、松本葉子 訳、福井里江 訳、植村太郎 訳、辻井弘美 訳、西村秋生 訳、大谷保和 訳、村上純一 訳、石橋佐枝子 訳
『サイコーシスのためのオープンダイアローグ—対話・関係性・意味を重視する精神保健サービスの組織化—』2023年、北大路書房
ISBN:9784762832321
【目次】
サイコーシスのためのオープンダイアローグ──目 次
序言
プロローグ
■セクション1 オープンダイアローグを導入する
1 オープンダイアローグとは何か
2 西ラップランドにおけるオープンダイアローグ開発の歴史
3 サイコーシスは病気ではなく,極度のストレスに対する反応である。そして,ダイアローグはそのキュア(cure)である
■セクション2 個人,家族,専門家によるオープンダイアローグの経験
編者によるイントロダクション
4 私たちの息子が「帰ってきた」
──統合失調感情障害と診断された若年成人に対する対話的ネットワーク・アプローチ
5 家族に対するオープンダイアローグ・アプローチの経験
──サービス終了から1 年後に姉妹と実践家が振り返る
6 サイコーシス的な振る舞い
──(脳の)疾病の症状か,適応の試みか?
7 不確実性に耐えることのストレス
──電子メールは役に立つ!
8 愛に根ざして
──あるティーンエイジャーとその家族との暗黒時代を通り抜ける旅
9 人間関係の現実世界に再びつながるための入口としてのオープンダイアローグ
10 話すことの許可!
■セクション3 オープンダイアローグのトレーニング
──トレーナー,実践家による振り返りとさまざまな実施環境
編者によるイントロダクション
11 オープンダイアローグ・トレーニングの紹介
12 3 年あるいは4 年間のオープンダイアローグ・トレーニングの対話的デザインについての考察
13 3 年間のオープンダイアローグ・トレーニングへの参加を振り返って
14 オープンダイアローグ基礎トレーニングプログラムの13年間の運営について
15 オープンダイアローグ基礎トレーニング参加者からの振り返り
16 対話的トレーニングにおいて「リズムをとる」ということ
17 イタリアでのオープンダイアローグ・トレーニングについての個人的な振り返り
18 英国NHS(国民保健サービス)のピアサポート・オープンダイアローグ・トレーニング
■セクション4 さまざまな国の異なった文脈においてオープンダイアローグを導入する
編者によるイントロダクション
19 ドイツにおけるオープンダイアローグ
──機会と課題
20 イタリアの国民保健サービスにおけるオープンダイアローグ
──境界線からの眺め
21 英国のサイコーシスへの早期介入サービスにおけるオープンダイアローグ導入の課題
22 2 つのオープンダイアローグ・プログラム
──米国・マサチューセッツ州フラミンガムのアドボケイツにて
23 米国・バーモント州アディソン郡のカウンセリングサービス(CSAC)におけるオープンダイアローグに基づく実践
24 移民の家族
──ODアプローチを使う経験
25 オープンダイアローグにおけるピアワーカー
26 病院環境でオープンダイアローグを展開するという挑戦
27 「閉ざされた扉」(閉鎖病棟)の中のオープンダイアローグ
■セクション5 対話を他のアプローチとともに開いていくこと
編者によるイントロダクション
28 神経生理学モデルとオープンダイアローグの共働
──その挑戦と機運
29 システミック・セラピーとオープンダイアローグ
30 オープンダイアローグと認知行動療法(CBT)
31 オープンダイアローグサービス時代のヘルシンキにおけるニード適合型介入の展開
32 インターファミリー・セラピー
──対話的な実践を家族グループに適用する
33 精神分析とオープンダイアローグ
34 治療共同体とオープンダイアローグとの親和性
35 オープンダイアローグと音楽療法
■セクション6 オープンダイアローグの研究
編者によるイントロダクション
36 サイコーシスに対するニード適合型治療アプローチの研究
37 サイコーシスのためのオープンダイアローグに関する西ラップランドにおける研究
38 オープンダイアローグのアドヒアランスとフィデリティツール
39 英国のODDESSI試験
40 英国におけるピアサポート・オープンダイアローグの研究
41 デンマークの5 つの自治体におけるサイコーシスへのオープンダイアローグ
──結果と経験
42 フィンランドのオープンダイアローグのイタリアの精神保健システムへの移転の研究
43 オープンダイアローグを米国の医療事情に適応させるためのフィージビリティ・スタディ
──米国マサチューセッツ州のアドボケイツにおけるコラボレイティヴ・パスウェイ
44 ニューヨーク市のパラシュート・プロジェクト
──ブルックリン・モバイルチームのプロジェクトとその成果
45 アイルランドでのオープンダイアローグ研究
46 ベルリンでのオープンダイアローグの人類学的研究
47 オープンダイアローグ・アプローチにおける開放性と真正性
エピローグ
編訳者あとがき「オープンダイアローグとサイコーシス」
文献
人名索引
事項索引
原著者紹介
訳者紹介
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