Publications / 刊行物

Title:

哲学と大学(UTCP叢書3)

Author:西山雄二(編)
Publisher:未來社 Year:2009
Category:other publications

いま、大学は〈可能〉なのか
大学存立の危機が叫ばれる今日的状況をまえに、
気鋭の論者が人文科学の未来を探る。
哲学・思想史に屹立する先哲の大学論を読みとき、
現在の高等教育における歴史的・制度的矛盾をあぶりだす多元的論集。

目次

はじめに――大学において私たちは何を希望することを許されているのか

第1部

第1章
秘密への権利としての哲学と大学――カント『諸学部の争い』における大学論  宮﨑裕助

第2章
フンボルトにおける大学と教養  斉藤 渉

第3章
世俗化された日曜日の場所――ヘーゲルにおける「哲学」と「大学」  大河内泰樹

第4章
求道と啓蒙――ニーチェにおける哲学と大学  竹内綱史

第5章
比較と責任――マックス・ウェーバーの学問論  野口雅弘

第6章
ハイデガーの大学論  北川東子

第7章
「ユダヤ人国家」の普遍性を追求したヘブライ大学の哲学者たち  早尾貴紀

第8章
ジャック・デリダにおける哲学と大学  西山雄二

第2部

第9章
欧州高等教育再編と人文科学への影響  大場 淳

第10章
条件付きの大学――フランスにおける哲学と大学  藤田尚志

第11章
高学歴ワーキングプア――人文系大学院の未来  水月昭道

編者あとがき
「哲学と大学」に関する参考文献



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