Contemporary China in Philosophy / 哲学としての現代中国

研究班:中国儒学

中島隆博「新儒家と仏教──梁漱溟,熊十力,牟宗三」

2007.11.28

中島隆博の論考「新儒家と仏教──梁漱溟,熊十力,牟宗三」が、『思想』(No.1001、2007年第9号)に掲載されました。今秋から始まるUTCPの中期教育プログラム「哲学としての現代中国」のマニフェスト的な論考になっています。受講される方は必読です。

1980年代に勢いを増す思想運動「新儒家」は、自由主義とマルクス主義と並んで20世紀の中国思想の一翼を担った思想です。儒教思想にさかのぼって西洋的な哲学を克服しようとしたこの運動は、仏教の認識論的・形而上学的な可能性をも野心的に取り込みながらも、しかし、その思想上の差異から一定の距離を維持し続けます。本稿では、新儒家と仏教の両義的な関わりが3人の代表的な思想家に即して論じられます。

・岩波書店『思想』ホームページ:http://www.iwanami.co.jp/shiso/index.html



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