Members / メンバー紹介

 
立花 幸司
Name:

立花 幸司 (たちばな こうじ)

Fields:ギリシア哲学(アリストテレス),ニューロエシックス(脳神経倫理学),脳神経科学リテラシー,科学技術倫理学,科学技術社会論
Category:
 
Contact tachibanakoji@faculty.chiba-u.jp
 
近況

デイヴィドソン『真理・言語・歴史』(共訳,春秋社)が12月に刊行されました.
『脳神経科学リテラシー』(共著,勁草書房)が10月に刊行されました.


学位論文
 卒業論文
  「第二次性質と倫理学の哲学─マクダウェルのマッキー批判を中心に─」
  早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修,2003年1月提出 (主査:小島雅春教授)

 修士論文
  「アリストテレスにおける行為の概念について」
  東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻,2006年1月提出 (主査:今井知正教授)

 博士論文
  現在,アリストテレス倫理学研究「Aristotle's Theory of Moral Education」として鋭意執筆中です.

 
所属/職位:

身分
・オックスフォード大学客員研究員(オリエル・カレッジ)(2010年3月~現在)
・日本学術振興会特別研究員PD(千葉大学)(2009年4月~現在)
・東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」共同研究員(2007年10月~現在)


所属学会
・日本哲学会
・日本倫理学会
・日本科学哲学会
・科学技術社会論学会

主要業績
- 書籍:

【近刊】
Neuroscience, Neurotechnology and Neuroethics: Toward an Intersection of Mind, Machines and Morality
James Giordano (ed.) Cambridge University Press, Cambridge (forthcoming, 2011)

『科学技術の倫理学』
勢力尚雅(編)
梓出版 2011年3月刊行予定
第五章「科学技術の倫理の学び方:学習方法の視点から」およびコラム5「科学技術の倫理と市民参加」を執筆.

【既刊】
『真理・言語・歴史』
ドナルド・デイヴィドソン(著)
柏端達也, 立花幸司, 荒磯敏文, 尾形まり花, 成瀬尚志(翻訳)
春秋社 2010年12月 ISBN: 978-4393323250

『脳神経科学リテラシー』
信原幸弘・原塑・山本愛実(編著)
勁草書房 2010年10月 ISBN:978-4-326-10201-3
第六章「道徳:理性主義と感情主義」を執筆.

Applied Ethics: Perspectives from Asia and Beyond
Ishihara,Kohji and Majima,Shunzo (eds.), the Center for Applied Ethics and Philosophy, Hokkaido University, 2008. ISBN:978-4-9904046-0-4
Chapter 4, "An Inquiry into the Relationship between Public Participation and Moral Education in contemporary Japan: Who decides your way of life?"を執筆.

交響するコスモス(下)――脳科学・社会科学編「ミクロコスモスから環境へ」
中村靖子(編著) 松籟社 2010年3月 ISBN:978-4-879-84283-1
コラム「哲学書を読む脳科学者たち」を執筆.

主要業績
- 論文:

【査読あり】(4件)
1. 「アリストテレスにおける酔っぱらい─ソクラテスのパラドックスとアクラシア─」
    所収 東京大学教養学部哲学・科学史部会『哲学・科学史論叢』第九号(2007年),pp.91-122.
    ⇒論文をダウンロード(PDF/2.3MB)
2. 「アリストテレス倫理学における行為と教育─『ニコマコス倫理学』Γ1; 1110b18-1111a2─」
    所収 東京大学教養学部哲学・科学史部会『哲学・科学史論叢』第十号(2008年),pp.13-36.
    ⇒論文をダウンロード(PDF/1.8MB)
3."An Inquiry into the Relationship between Public Participation and Moral Education in Contemporary Japan: Who decides your way of life?" (English) (邦題:「現代日本における市民参加と道徳教育の関係に関する一考察 ―だれがあなたの生き方を決めるのか?―」)
in Applied Ethics: Perspectives from Asia and Beyond, Ishihara, Kohji and Majima, Shunzo (eds.), the Center for Applied Ethics and Philosophy, Hokkaido University, 2008, chapter4, pp.26-39.
    ⇒論文をダウンロード(PDF/0.97MB)
    ⇒日本語全訳
4. 「モラル・エンハンスメント(道徳能力の増強)は脳神経倫理学の議題となるか?─ニューロエシックスと脳科学ガバナンス─」
    所収 東京大学教養学部哲学・科学史部会『哲学・科学史論叢』第十一号(2009年),pp.1-35.
    ⇒論文をダウンロード(PDF/3.42MB)

【依頼論文】(1件)
1."Moral Neuroscience and Moral Philosophy: Interactions for Ecological Validity"
    所収 日本科学哲学会『科学哲学』第四十二巻,二号(2009年),pp.41-58.
    ⇒Abstract
    ⇒論文をダウンロード(PDF/696KB)

【査読なし(Proceedings等)】(4件)
1. 「科学技術者を対象とした予防倫理の効果的な運用と哲学者の参与について─事例研究と市民の徳の観点から─」
    所収 科学史・科学哲学刊行会『科学史・科学哲学』第二十号(2007年),pp.27-39.
2."The Possibility of Civic Virtue in present-day Japan: Consensus Conference, Jury System and Moral Education" (English)(邦題:「現代日本における市民的徳の可能性 ―コンセンサス会議・裁判員制度・道徳教育―」)
in The Proceedings of Applied Ethics: The Second International Conference in Sapporo, Ishihara,Kohji and Majima,Shunzo (eds.), Cosponsored by Graduate Program in Applied Ethics (GPAE) and Center for Applied Ethics and Philosophy (CAEP), Graduate School of Letters, Hokkaido University, 2007, pp.216-228.
3."Toward a Good Relationship between Brain Science and Society: STS, Philosophy of Science, and Neuroethics" (English)(邦題:「脳科学と社会のより良い関係を目指して ―STS・科学哲学・ニューロエシックス(脳神経倫理学)―」)
in The Proceedings of 2nd East Asian STS Student Workshop, Seoul National University, 2008, pp.121-133.
4. 「モラル・エンハンスメントはなぜ不穏に響くのか」
    所収 UTCP Booklet 『エンハンスメント・社会・人間性』, 2009年, pp.83-102.
    ⇒論文をダウンロード(PDF/339KB)

主要業績
- その他:

【国際会議】
1."The Possibility of Civic Virtue in present-day Japan: Consensus Conference, Jury System and Moral Education" (English)
    Name:Applied Ethics: The Second International Conference in Sapporo
    Site:Hokkaido University
    Date:November 23, 2007
    ⇒要旨をダウンロード(PDF/70KB)
    ⇒学会発表報告(UTCP Blog)

2."Toward a Good Relationship between Brain Science and Society: STS, Philosophy of Science, and Neuroethics" (English)
    Name: 2nd East Asian STS Student Workshop
    Site: Seoul National University
    Date: January 25, 2008


【国内会議(国内学会)】
1.「アリストテレスの実践的推論とその生理的側面について」
    名称:科学基礎論学会(秋の研究例会)
    会場:慶應義塾大学
    日付:2005年10月22日
    ⇒要旨をダウンロード(PDF/1.07MB)(科学基礎論学会のサイト内からDL)

2.「道徳性の脳神経科学とその哲学的検討」
    名称:日本科学哲学会 第40回大会
    会場:中央大学多摩キャンパス
    日付:2007年11月10日
    ⇒学会発表報告(UTCP Blog)

3.「道徳の神経科学と道徳の哲学」
    名称:日本心理学会 第72回大会
        ワークショップ「Affective Neuroscience for Psychologists 8―感情の神経科学と人文学―」
        (話題提供者:立花幸司,大平英樹,中村靖子)(提供順)
    会場:北海道大学
    日付:2008年9月19日
    ⇒要旨

4.「道徳の脳科学研究と科学哲学」
    名称:日本科学哲学会 第41回大会
        シンポジウム「脳科学と社会」
        (提題者:鈴木貴之,坂上雅道,立花幸司)(提題順)
    会場:福岡大学
    日付:2008年10月19日
    ⇒要旨

5.「運と教育―アリストテレス倫理学の一側面―」
    名称:日本哲学会 第68回大会
    会場:慶應義塾大学
    日付:2009年05月16日

【講演】
1.「実験系のための道徳哲学(史)入門」
    名称:心理学セミナー「道徳と規範の哲学・心理学・神経科学」
        司会:大平英樹(名古屋大学:心理学)
        話題提供者:大隅尚広(名古屋大学:心理学),立花幸司
        指定討論: 戸田山和久(名古屋大学:科学哲学),大平英樹(名古屋大学:心理学)
    会場:名古屋大学
    日付:2008年12月24日

【研究会】
1.「R.M.チザム『知識の理論(第3版)』第10章」
    名称:哲学若手研究者フォーラム(旧「全国若手哲学研究者ゼミナール」)
    会場:大学セミナーハウス
    日付:2003年7月19日

2.「行為について考えることと倫理について考えることのあいだを考える」
    名称:哲学若手研究者フォーラム(旧「全国若手哲学研究者ゼミナール」)
    会場:大学セミナーハウス
    日付:2004年7月18日

3."Drunk in Aristotle: Socratic Paradox and Akrasia in Nicomachean Ethics" (English)
    Name:Tokyo Colloquium of Cognitive Philosophy (TCCP)
    Site:Komaba-Campus, The University of Tokyo
    Date:June 27, 2007

4.「『ニコマコス倫理学』Γ1について」
    名称:ギリシア哲学研究会(第52回)
    会場:首都大学東京
    日付:2007年7月15日
    ⇒要旨を閲覧

5.「道徳性に関するこれまでの哲学的諸見解」
    名称:JST/RISTEX神経科学リテラシー「道徳神経科学研究会」(第一回)
    場所:玉川大学脳科学研究所
    日付:2007年7月18日

6.「行為・倫理・教育―「知らなかった」では済まされない行為について―」
    名称:哲学若手研究者フォーラム(旧「全国若手哲学研究者ゼミナール」)
    会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
    日付:2007年7月22日

7.「道徳性と脳神経科学」
    名称:JST/RISTEX神経科学リテラシー「道徳神経科学研究会」
    会場:東京大学駒場キャンパス
    日付:2007年8月29日

8.「日本の道徳教育の一側面:「私」的な生の自己決定としての「公」的なものへの参与」
    名称:サービスラーニング研究会
    会場:横浜国立大学
    日付:2008年2月18日

9.「ニューロエシックスは脳科学研究推進のエンジンとなれるか:神経科学・人文社会科学・社会のより良い関係のために」
    名称:CNS(Cognitive Neuroscience)研究会
    会場:東京大学駒場キャンパス
    日付:2008年2月21日

10.「脳科学と市民・社会の共生を目指して―東京大学の試み―」
    名称:第5回科学技術コミュケーション デザイン・ワークショップ
    会場:北海道大学 遠遊学舎
    日付:2008年6月14日


※「JST/RISTEX神経科学リテラシー」の正式名称は,「科学技術振興機構社会技術研究開発センター研究開発プログラム「21世紀の科学技術リテラシー」研究開発プロジェクト「文理横断的教科書を活用した神経科学リテラシーの向上」」となります(詳細は下記リンク先を参照して下さい).

ホームページ:

 ・立花幸司(researchmap)
 ・The Website of Koji TACHIBANA(私設サイト)
 ・J-GROBAL

関連サイト:

ギリシア哲学
 ・ギリシャ哲学セミナー
 ・ギリシア哲学研究会


道徳の脳科学
 ・玉川大学脳科学研究所 坂上研究室
 ・科学技術振興機構社会技術研究開発センター研究開発プログラム「21世紀の科学技術リテラシー」研究開発プロジェクト「文理横断的教科書を活用した神経科学リテラシーの向上」


市民教育と市民の社会(政治)参加
(現在のところ,独りでコツコツとやっております.)


その他
 ・東京大学 科学史・科学哲学研究室
 ・『科学史・科学哲学』刊行会(←上記「東京大学 科学史・科学哲学研究室」内のページです)
 ・東京大学グローバルCOE
 ・哲学若手研究者フォーラム
 ・UTCP Blog(←立花が記事を書いている分です)
 ・静岡大学松田純先生(←UTCPで講演していただいた(その時の内容はこちら),松田先生の研究内容のHPです.ドイツを中心とした生命倫理関係の文献やエンハンスメントの論考など,非常に充実していて勉強になります.)


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