Members / メンバー紹介

 
大橋 完太郎
Name:

大橋 完太郎 (おおはし かんたろう)

Fields:西洋思想史(17-18世紀フランス思想)、 表象文化論
Category:
共同研究員
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(2007-2012)時のもの(2012年3月31日時点) 。
 
Contact kantaro.ohashi [at] gmail.com
 
所属/職位:

UTCP特任講師
ブリュッセル自由大学哲学科 自由研究員
相模女子大学・静岡文化芸術大学 非常勤講師

主要業績
- 書籍:

共著

『ディスポジション:配置としての世界――哲学、倫理、生態心理学からアート、建築まで、領域横断的に世界を捉える方法の創出に向けて』(柳澤田実編)、現代企画室、2008年.
・大橋完太郎「心身の再配置のために——デカルト哲学に見る意志の発生と権能」、pp.150-181.
・大橋完太郎「BOOK GUIDE 私たちはどこにいるのか?――人間の布置を示す4冊――」、pp.182-183.
・大橋完太郎「抵抗の技術――サイクロプスのいる風景」、pp.147-148.

主要業績
- 論文:

学位論文

「群れと変容の哲学――ドニ・ディドロにおける唯物論的一元論とその展開」
博士学位申請論文、東京大学大学院総合文化研究科へ提出、2009.


学術論文

「聾唖者と魂の位相に見る唯物論的一元論の基礎付け:ディドロ『聾唖者書簡』読解」
『超域文化科学紀要』、第12号、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻発行、2007、pp.67-86.

「ディドロにおける中国:『百科全書』項目「中国(人の哲学)」を中心に」
『日本フランス語フランス文学会 関東支部論集』、第15号、日本フランス語フランス文学会関東支部会発行、2007、pp.35-50.

「タブローを越えて:『百科全書』とスクリーン」
『水声通信』、No.11、水声社、2006、pp.77-85.

"La Question du monstre chez Diderot dans Le Rêve de d’Alembert"
Etudes de la langue et littérature françaises, Société japonaise de la littérature et la langue françaises, vol.89. 2006, pp.45-59.

「自由の徒弟時代:スピノザ『エチカ』における理性の諸相」
『UTCP研究論集』、東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター(UTCP)」、2006、pp.55-70.

「盲者の感性論と唯物論的一元論:ディドロ『盲人書簡』読解」
『表象文化論研究』第3号、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論研究室編、2004、pp.18-38.

主要業績
- その他:

研究プロジェクト・科研費など

文部科学省 科学研究費補助金(若手(B))
「ビュフォン『一般的個別的博物誌』に見られる自然概念と自然記述の形成について」
(研究課題番号21720114)、研究代表者、2009-2012.

文部科学省 科学研究費補助金(基盤(B))
「フランス『百科全書』研究」
(研究代表者 鷲見洋一(中部大学):研究課題番号20320049)、研究協力者、2008-2009.


翻訳

ドミニク・レステル「ハイブリッドな共同体」
『現代思想』、vol.37-8、青土社、2009、pp.216-239.

フランソワ・ジュリアン「悪に関わるのか、ネガティブなものに関わるのか」
『SITE ZERO/ZERO SITE』、vol.2、メディアデザイン研究所発行、2007、pp.366-402.


口頭発表

"L'humain et le monstrueux: la morale materialiste de Diderot", UTCP Workshop "L'Horizon de la philosophie francaise", University of Tokyo, 26th march, 2010.

「ガラパゴス・ジャパン?」
連続講座「批評(創造)の現在」(3)、近畿大学国際人文科学研究所主催、於近畿大学国際人文科学研究所東京コミュニティカレッジ四谷アート・ステュディウム、2009年9月24日.

「Toward a New Media-aesthetic Theory: an Interpretation of the Encyclopedic Ideal of Diderot and d’Alembert」(英語発表)
シンポジウム「共生と文化領域―東洋におけるフランス哲学」、東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学研究教育センター」および台湾中央研究院共催、於台湾中央研究院(台湾)、2009年3月30日.

「情念から利益へ:ホモ・エコノミクスの力学と近代におけるその帰結」
シンポジウム「生命という策略」、近畿大学国際人文科学研究所主催、於東京国立近代美術館講堂、2009年1月25日.

「ディドロにおける物質論と化学的思考(1):『百科全書』項目と後期物質論」
「18世紀研究会」、於岩手大学、2008年11月8日.

「ビュフォン『博物誌』に見られる自然認識と記述の問題」
日仏哲学会、平成20年度秋季大会、於東京大学、2008年9月13日.

「悪しきパントマイム--『ラモーの甥』の生理学」
表象文化論学会第3回大会、パネル「物体的な、あまりに物体的な」、於東京大学、2008年7月6日.

「絵画の中を歩くとこはいかにして可能か?--タブローを貫くディドロの唯物論について--」
フォーラム『イメージ(論)の臨界』(科学研究費補助金萌芽研究「美術史の脱構築と再構築」〔代表:岡田温司〕 による)、於京都大学、2008年3月1日.

「Moving Tableau of Knowledge: Theoretical Re-foundation of the Encyclopédie de Diderot et d’Alembert」(英語発表)
堀場国際会議「ユビキタス・メディア:アジアからのパラダイム創成」、於東京大学本郷キャンパス、2007年7月16日.

「二つの啓蒙:『百科全書』と『百科全書教導説』」
表象文化論学会第2回大会、パネル「開化と啓蒙:近代日本における知の変容と再配置」、於東京大学、2007年7月1日.

「ベンヤミンにおける廃墟と人間の不在」
シンポジウム「大都市与文化理論」、於上海華東師範大学、2007年6月25日.

「世界の体系:『百科全書』と普遍知の唯物論」
表象文化論学会第1回大会、パネル「鏡の背面:表象のヒューマニズム批判」、於東京大学駒場キャンパス、2006年7月2日.

「「言説」と「音楽」の間:ジェイムズ・ウェルドン・ジョンソンから」
日本アメリカ文学会東京支部3月例会、於慶應義塾大学、2006年3月25日.

「ディドロにおける中国:『百科全書』の項目を中心に」
日本フランス語フランス文学会関東支部2005年度支部会、於千葉大学、2006年3月18日.

「もう一つのelectric animal:スピノザ「石の自由」から」
UTCPワークショップ「Animal-Body-Cinesis:思考と動くもの」、於東京大学駒場キャンパス、主催:東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」、2005年11月24日.

「ディドロにおける怪物・奇形の概念について−『ダランベールの夢』を中心に」
日本フランス語フランス文学会2005年度秋期大会、於新潟大学、2005年10月15日.

「坂部恵『モデルニテ・バロック』をめぐって」
UTCPワークサロン、於東京大学駒場キャンパス、主催:東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」、2005年6月22日.

「盲者の感性論と唯物論的一元論――ディドロ『盲人書簡』読解」
シンポジウム「エステティクス再考」、於東京大学駒場キャンパス、主催:東京大学大学院表象文化論研究室、2003年11月15日.


その他

辞書項目「中山みき Miki Nakayama」「津島佑子 Yuko Tsushima 」「宗教と女性文学(近代)La religion et la littérature feminine (du temps moderne) 」(フランス語原稿)
DICTIONNAIRE DES FEMMES CREATRICES, éd. Antoinette FOUQUE, Mireille CALLE-GRUBER et Béatrice DIDIER, Paris, Les Editions Des femmes.(2010年刊行予定)

コメンテーター「研究発表1:怪物・悪・偶然——侵犯される自己性」
表象文化論学会第4回大会、於京都造形芸術大学・瓜生山キャンパス、2009年7月5日.

書評«Andrew Curran, Sublime Disorder: Physical Monstrosity in the Diderotien Universe, Studies on Voltaire and the Eighteenth Century, 2001, 171pp.»
『日本18世紀学会年報』、第22号、日本18世紀学会発行、2007、pp.108-109.


↑ページの先頭へ