Members / メンバー紹介

 
Name:

小村 優太 (KOMURA Yuta)

Fields:中世アラビア語哲学、比較思想史、認識論
Category:
 
Contact ykom [at] ihs.c.u-tokyo.ac.jp
 
所属/職位:

東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」特任研究員

主要業績
- 書籍:

<共著>
・「イブン・シーナーの認識論」『イスラーム哲学とキリスト教中世 I理論哲学』竹下政孝・山内志朗編、岩波書店、2011年、pp. 141–172.

<単行本翻訳>
・フランソワ・デロシュ『コーラン―構造・教義・伝承』文庫クセジュ、白水社、2009年。

主要業績
- 論文:

<学位請求論文>
・「イブン・シーナー『治癒の書』「霊魂論」における形相受容と直観の働き」東京大学総合文化研究科超域文化学専攻(比較文学比較文化)、修士(学術)、2007年。

<学術論文>
・「イブン・シーナー『治癒の書』「霊魂論」における形相受容と直観の働き」、『中世思想研究』第50号、2008年、pp.49–61. (査読有)
・「イブン・シーナーによる『アリストテレスの神学』注解について」、『新プラトン主義研究』第9号、2009年、pp. 99–108. (査読有)
・「中世イスラーム知識人によるキリスト教理解―シャフラスターニー、イブン・ハズムを中心に―」、『エイコーン―東方キリスト教研究―』第39・40号合併号、2009年、pp. 140–158. (査読有)
・「イブン・シーナーの預言者論の推移――直観、形而、奇跡」『中世思想研究』第52号、2010年、pp.92–107. (査読有)
・「イブン・スィーナー『始原と帰還』における直観理論の発生」『イスラームにおける知の構造と変容――思想史・科学誌・社会史の視点から』早稲田大学イスラーム地域研究機構、2011年、pp.381–390. (依頼論文)
・「マイモニデス『迷える者たちの導き』預言者論における哲学者批判」『エイコーン―東方キリスト教研究―』第42号、2012年、pp. 61–79. (査読有) 
・「イスラームにおける障害の表現」、石原孝二、稲原美苗編『共生のための障害の哲学―身体・語り・共同性をめぐって―』UTCP Uehiro Booklet No. 2、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)上廣共生哲学寄附研究部門、2013年、pp. 73–87.
・「イスラーム哲学の文脈における表象力の語彙変遷史――イブン・シーナーにおける内的感覚論の形成」、『中世思想研究』、13号、2014年、pp. 34–48. (査読有)
・「イブン・シーナーからスフラワルディーに向かう「鳥物語」の系譜」、『新プラトン主義研究』、13号、近日刊行予定。(採用決定済み、査読有)

主要業績
- その他:

<書評>
・「Robert Wisnovsky. Avicenna’s Metaphysics in Context」『中世思想研究』第55号、2013年。
・「イブン・シーナー著 木下雄介訳『魂について 治癒の書 自然学第六篇』」『科学史研究』第53巻No.270, 2014年7月号、264–266.
・「Peter Adamson. Al-Kindī」『中世思想研究』第56号、2014年。

<Proceedings>
・”The Mode of Existence of the Fictional Entities in Avicenna,” The Proceedings of 9th BeSeTo Conference of Philosophy, UTCP, 2014, pp. 311–315.

<その他>
・「山中由里子氏博士論文審査傍聴記」、『比較文学研究』第93号、2009年、pp. 153–155.
・「哲学×科学×宗教」『現代思想』2014年9月号、p. 246. 

<学会発表>
・「イブン・シーナー『治癒の書』「霊魂論」における人間知性の上昇と、それにおける能動知性の意義」、第56回中世哲学会大会、2007年。
・「イブン・シーナーによる『アリストテレスの神学』注解について」、第15回新プラトン主義協会大会、2008年。
・「中世イスラーム知識人の見たキリスト教――シャフラスターニー、イブン・ハズムを中心に」第9回東方キリスト教学会例会・総会、2009年。
・「イブン・シーナーの預言者論―『預言者性の証明』を中心に―」、第58回中世哲学会大会、2009年。
・The Neoplatonic Influence for Ibn Sīnā from the Viewpoint of the Creationism、第17回新プラトン主義協会大会、2010年。 
・「マイモニデス『迷える者たちの導き』預言者論における哲学者批判」第11東方キリスト教学会、2011年。
・「ヤフヤー・イブン・アディー『徳の彫琢』における「完全な人間」」第12回東方キリスト教学会、2012年。
・「新プラトン主義協会萌芽的領域開拓研究助成「イブン・スィーナー、スフラワルディー、イブン・トゥファイルの象徴物語群と新プラトン主義:ナラティヴの哲学的用法について」研究・活動報告」第19回新プラトン主義協会、2012年。
・「キンディーにおける新プラトン主義哲学の影響:『知性論』に現れる「第二知性」とはなにか」第20回新プラトン主義協会、2013年。
・「イスラーム哲学史の文脈において哲学用語「wahm」が指すものの変遷」第62回中世哲学会、2013年。

<国際シンポジウム>
・”Avicenna as an Heir of Galen,” 2nd Avicenna Symposium – Medicine in the New Millennium, 2013 Nov 23.
・”The Mode of Existence of the Fictional Entities in Avicenna,” 9th BeSeTo Conference of Philosophy, 2014 Oct 18–19.

<講演>
・「ギリシア思想のイスラーム世界への伝播とその発展」東洋哲学研究所、2010年11月3日。
・「機械の身体は人間を幸せにするか?」ラボカフェ/中之島哲学コレージュ、2014年8月6日。

<研究助成(研究代表者)>
・「イブン・スィーナー、スフラワルディー、イブン・トゥファイルの象徴物語群と新プラトン主義:ナラティヴの哲学的用法について」、新プラトン主義協会「萌芽的領域開拓研究助成」、2010–12年。


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