Events / イベント

« 前へ | 次へ »
Title:

ブラック・カルチャーへの誘い

Date:
2025年9月30日火曜日 16:00-18:00
Place:
東京大学駒場キャンパスI 101号館11号室(EAAセミナー室)

ブラック・カルチャーへの誘い

日時: 2025年9月30日(火)16:00〜18:00
会場: 東京大学駒場第一キャンパス101号館11号室(EAAセミナールーム)

講演者と講演題目:

新田啓子: 未来への遡行と生の要件――アフロフューチュアリズムをめぐる考察

中村隆之: 「アフリカ」への終わりなき帰還の旅:「ブラック・カルチャー」をめぐって


参加費: 無料

講演者紹介:
新田啓子(立教大学文学部文学科英米文学専修 教授)
専門はアメリカ文学、文化理論。著書に『アメリカ文学のカルトグラフィーー批評による認知地図の試み』(研究社 2012年、アメリカ学会・清水博賞)、『セキュリティの共和国 戦略文化とアメリカ文学』(講談社 2025年8月)や編著書『ジェンダー研究の現在ーー性という多面体』(立教大学出版会 2013年)ほか、訳書にトリーシャ・ローズ『ブラック・ノイズ』(みすず書房 2009年)など多数。2025年7 月刊行の『アメリカの黒い傷跡ーーエコロジー(生態)としての人種と文学の潜勢力』(青土社)についても本講演会では解説いただけるとのこと。

中村隆之(早稲田大学法学学術院 教授)
専門はフランス語圏文学、環大西洋文化研究。著書に『カリブーー世界論』(人文書院 2013年)、『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店 2016年)、『野蛮の言説』(春陽堂書店 2020年)、『第二世界のカルトグラフィ』(共和国 2022年)、『環大西洋政治詩学』(人文書院 2022年)ほか、訳書に『マニフェスト 政治の詩学』(以文社 2024年)ほか、共訳書に『黒人法典』(明石書房 2024年)や『カリブ海序説』(インスクリプト 2024年)など多数。2025年4月に刊行の『ブラック・カルチャーーー大西洋を旅する声と音』について本講演会では解説いただけるとのこと。

本講演会について:
フランツ・ファノンとマルコムX生誕100年を迎える今年2025年は、アフリカ大陸に由来する「ブラック・カルチャー」の歴史と未来にとって、特別な一年であると言えます。そのような年に、世界のさまざまな地域でいまだに戦争や殺戮が絶えず、尊い命が失われている現状があります。日本ではあらためて「差別」の風潮がたなびき始めています。
「ブラック・カルチャー」は、主にアメリカ合衆国を通して知られることになったと言えます。本講演会はしかし、北アメリカで華開いた、未来へと向かう「アフロフューチャリズム」を新しく読み解く観点に始まり、環大西洋にも目を向けることで、アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸にふれるブラック・カルチャーの過去と未来を見直すきっかけを提供するような二人の大研究者にお話をうかがいます。事前登録は不要です。ご興味のある方はぜひいらしてください。


企画・運営・司会 : 桑山裕喜子(東京大学大学院総合文化研究科 講師)
共催 : 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)、東京大学東アジア藝文書院(EAA)

%E3%83%95%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AA%98%E3%81%84%E3%80%80%E3%83%9B%E3%82%9A%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC_page-0001-2.jpg

ファイルをダウンロード


« 前へ  |  次へ »
  • HOME>
    • Events>
      • ブラック・カルチャーへの誘い
↑ページの先頭へ