Title: | 老人性アメイジング!vol.2 寿ぎと分解要登録 |
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Date: | 2025年2月9日(日)、3月22日(土) |
Place: | 東京大学 駒場Ⅰキャンパス |
老人性アメイジング!vol.2 寿ぎと分解
超高齢社会の現代。身体の衰えや記憶力の低下など「老い」を迎えることによって、それまでの自分が失われてしまうのではないかと不安に思う人もいるかもしれません。例えば、現代社会でネガティブに捉えられがちな認知症は、時間と空間の見当がつかなくなる方も多いといわれています。
一人一人の老いに寄り添う先進的なケアで全国的に注目を集める介護施設「宅老所よりあい」の村瀬孝生さんは、老いの世界を生きるお年寄りたちの真面目で滑稽な様子を、豊かなものとして積極的に捉え直す意味を込めて「老人性アメイジング」という言葉を提唱しました。それは、社会規範に適応してきたはずの自分が揺さぶられる戸惑いや、老いゆくことの不可思議さを体験する驚きを丸ごと肯定する人間観に立脚しています。既存の人間観への拘りを解きほぐし、より包括的で自由な人間像を模索する捉え直しの態度は、あらゆる世代の人に響くものです。
1日目は、お年寄りの真面目で滑稽な様子を語る「介護小噺」と既存の音楽観を解きほぐすピアノ作品の演奏を交えながら、老いゆくことの悲喜交々や不可思議さが寿がれるあり方を探ります。2日目は、村瀬さんが自然循環から独自に捉え直した死生観と藤原辰史さんが分解の視点から生死のあわいの豊潤さを論じた『分解の哲学』を紐解き、老いや死のイメージを積極的に更新します。
2月9日(日) 老いと寿ぎ
村瀬孝生 (「宅老所よりあい」ほか統括所長)
坂本彩・坂本リサ (ピアニスト)
会場:東京大学 駒場Ⅰキャンパス駒場コミュニケーション・プラザ北館2F 音楽実習室
14:00~18:00 小噺+トーク+演奏
120名 3,000円
3月22日(土) 死と分解
村瀬孝生
藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)
会場:東京大学 駒場Ⅰキャンパス21 KOMCEE West B1F レクチャーホール
13:00~18:30 小噺+講演+鼎談
120名 3,000円
対象:10代以上
申込・詳細:世田谷文化生活情報センター 生活工房のホームページよりお申し込みください。同ホームページに2024年12月25日(水)10:00から申込フォームが表示されます。
主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
協力:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部ピアノ委員会
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会