Title: | 〈哲学×デザイン〉プロジェクト35 in 水俣 「痛む人々のこえを聴く」【振替実施】要登録 |
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Date: | 2022年6月26日(日) 16:00-18:00 |
Place: | Zoom |
こちらは当初、2/20(日)に予定されていたイベントの振り替え実施です。2/20(日)実施分に申込みされた方は、通知しましたZoom URLがそのまま使用できますので、再申し込みは不要です。
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〈哲学×デザイン〉プロジェクト35 in 水俣
「痛む人々のこえを聴く」
痛みは私たちの力をうばう。身体的に、精神的に、積み重なっていく痛みを、ひとり耐えねばならぬとしたら、人はその痛みを忘れようとするだろう。そのとき痛みは放置され、いっそう深刻になる。
痛みが癒える手前で、まず痛む人々のこえが聴かれなくてはいけない。今回お呼びするお二人は、異なる領域ながら、ともに痛みのこえが立ち上がる現場に身を置いてきた。伊藤悠子さんは、大阪で看護師として病院に勤務する傍ら、長らく、深刻な傷つきを背景に虐待に至った母親たちの回復を支えてきた。永野三智さんは水俣で、水俣病の症状に長年苦しんできた人たちのこえを受け止めながら、資料の編纂・保存を通じて過去の人々の痛みにも向き合ってきた。聴こうとする者の想像に絶する当人の痛みは、そして当人の思い、とりわけ願いは、いかに聴きうるのか。
当日は、永野さんのいる水俣に集まって、そこからのライブ配信を行いたい。天草の島々が浮かぶ不知火海の美しい自然は、痛む身体について私たちが様々に思いめぐらし、語るための力を授けてくれるはずだ。
日時 2022年6月26日(日) 16:00 – 18:00
場所 Zoom開催
入場無料・事前登録制(申込はこちら↓)
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZUvc-Grqj8rGtG5YexSBmde-noiTvXP3k-x
ゲスト
伊藤悠子さん(蓮池のナイチンゲール)
永野三智さん(水俣病センター相思社職員)
ホスト
梶谷真司(下駄箱のディオゲネス)
中里晋三(共生のための国際哲学研究センター職員)
〈主催〉
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)
日本学術振興会科学研究費基盤(C)「デザインとの協同による共創哲学の理論と実践」(代表者:梶谷真司)
後援:西原育英文化事業団