オンラインワークショップ
遠隔教室
大学におけるオンライン授業の課題を検討する

趣旨
　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの大学がオンラインでの授業開催に踏み切っています。緊急の対応を迫る事態であったため、残念ながら、実施にあたり議論が尽くされたとは言えないのが現状です。少なからぬ教員が、十分なリテラシーを獲得せぬまま、互いに遠く隔たった複数の私的空間をネットワーク上で接続して「教室」にするという極めて高度な技術を使いこなす必要に迫られています。
　それまでは物理的な教室の内部に閉じられていた講義を、全世界に向けてのリアルタイムの発信も可能なネットワークの上に載せることは、その内容に大きな変化をもたらすでしょう。但し問題は単純ではありません。オンライン授業の全般化は、様々な理由で物理的な教室にアクセスが困難な学生に授業参加の可能性を開くという側面ももっています。
　いま必要なのはオンライン授業を巡る諸問題を様々な角度から検討し、俎上に載せることです。今回のオンラインワークショップでは、熊谷晋一郎、北村匡平、國分功一郎の三人が、障害学、映像・メディア論、哲学の観点からオンライン授業について考察します。

発表者
熊谷晋一郎（東京大学先端科学技術研究センター准教授）
北村匡平（東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授）
國分功一郎（東京大学大学院総合文化研究科准教授）

コメンテーター
細野正人（東京大学院総合文化研究科附属学生相談所高度教務支援専門職員）

日時
2020年4月26日（日）20時〜21時30分

開催方法
Zoomウェビナー機能を使っての開催

登録
こちらのURLにアクセスし登録してください。
https://zoom.us/webinar/register/WN_wMI71Y0pSyCbZecku6e5dw
このウェビナーでは、聴覚障害などをお持ちの方向けの情報保障として、UDトーク（https://udtalk.jp）
を使った文字通訳を提供しています。上記HPから事前に無料版UDトークをインストールした上で、当日、下記QRコードから本ウェビナー用の文字通訳ページにアクセスしてください。

主催
UTCP：東京大学「共生のための国際哲学研究センター」（https://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/）

共催
東京大学 先端科学技術研究センター 熊谷晋一郎研究室