Title: | なぜ『荀子』は21世紀にも読まれなければならないのか?終了しました |
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Date: | 2015年12月4日(金)16:45-19:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館メディアラボ2 |
なぜ『荀子』は21世紀にも読まれなければならないのか?
講演要旨
21世紀に住むわれわれにとって、荀子という思想家は、どのような意味を持つのであろうか。西洋の人が人文や社会科学の領域に入る時に必ずプラトンやアリストテレスを読むように、我々東アジア人にとって、荀子はそのくらいの重要性があるのだろうか?本講演では荀子の思想がなぜ我々にとって重要になりうるのかを問い、荀子の人間理解は二十一世紀に生きる我々もまだ十分に学ぶべき内容に富むとの観点を提示する。そしてその理由を歴史的、哲学的、それに「人間生活の実践」といった角度から提示する。
講演者プロフィール
佐藤将之 國立台湾大學哲学系教授
1965 年神奈川県川崎市生まれ。青山学院大学国際政経学部卒。台湾大学(政治学修士)、ソウル大学(政治学修士)を経て、オランダ・ライデン大学にて哲学博士。ライデン大学講師、台湾大学助理教授等を経て現職。主な研究テーマは中国古代思想、特に荀子の政治思想や古代の政治概念。日本の中国哲学研究史にも関心がある。著書には、The Confucian Quest for Order:The Origin and Formation of the Political Thought of Xun Zi (Leiden: Brill Academic Publishers, 2003)、『中國古代的「忠」論研究』(臺北:國立臺灣大學出版中心,2010)、『荀子禮治思想的源淵與戰國諸子之研究』(臺北:國立臺灣大學出版中心,2013)や関連論文多数。
2015年12月4日(金)16時45分〜19時
東京大学駒場キャンパス18号館 メディアラボ 2
使用言語:日本語|入場無料|事前登録不要
主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門