Title: | こまば発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅――アナタのものがたりをつむぐ哲学ドラマワークショップ in UTCP要登録 終了しました |
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Date: | 2015年7月12日(日)13:00-17:00 |
Place: | 東京大学駒場Iキャンパス 21 KOMCEE 101 |
UTCPプロジェクト「共生のための障害の哲学」×「Philosophy for Everyone」合同企画
こまば発さいはひ行 銀河鉄道の夜の旅
――アナタのものがたりをつむぐ哲学ドラマワークショップ in UTCP
日時:2015年7月12日(日)13:00-17:00
場所:東京大学駒場Iキャンパス 21 KOMCEE 101
使用言語:日本語|参加費無料|要事前登録|定員30名
※事前登録が必要になります。こちらの申し込みフォームより、お申し込みください。先着順で定員に達し次第、申し込みを締め切ります。【定員に達したため、現在、キャンセル待ちでの受け付けとさせていただいております。】
※会場では靴を脱ぎ、床に座りますので、靴下等をご持参のうえ、動きやすい服装でお越しください。床に座ることが困難な方は、椅子を用意していますので、当日、お申し出ください。
※会場は、ふたのついたお飲物等を除き、原則として飲食はできません。生協購買部は定休日になりますので、お水等が必要な方はご持参ください。
※ワークショップに関するお問い合わせ:philodrama[at mark]outlook.jp
ファシリテーター/出演:
松山侑生(こまば当事者研究会、UTCP研究協力者)
大谷賢治郎(company ma代表、国際児童青少年演劇協会日本センター理事、UTCP研究協力者)
庄崎真知子(劇団銅鑼)
古舘一也(company ma)
水谷みつる(こまば当事者研究会、UTCP研究協力者)
梶谷真司(UTCP)
企画:水谷みつる、松山侑生、大谷賢治郎
コーディネーター:石原孝二、梶谷真司
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をご存じでしょうか? お父さんが漁に出たまま帰ってこないジョバンニは、朝にも午后にも仕事がつらく、学校に出てもみんなと遊ぶことも先生の質問に答えることもできません。ケンタウル祭の夜も烏瓜(からすうり)を流しにいく仲間の輪に加わることができず、一人、丘の上へ登っていくと、どこからともなく「銀河ステーション」と告げる声が聞こえ、いつの間にか銀河鉄道に乗っていました。目の前には親友カムパネルラが座っています。
このワークショップでは、ジョバンニとカムパネルラの乗った銀河鉄道に参加者も乗車し、哲学対話を重ねながら、身体を使って自分たちの銀河鉄道の夜の旅をつくり上げていきます。果たしてあなたの旅はどこへ向かうでしょうか? その旅路はあなた自身の探究の旅、すなわち演劇という空想を通じた当事者研究につながることでしょう。
「哲学ドラマ」とは?
「哲学ドラマ」は、演劇という架空の世界を通じて、「当事者研究」と「哲学対話」を橋渡しするワークショップです。
2001年にべてるの家で始まった「当事者研究」は、仲間と対話しながら、自らの苦労のメカニズムを「自分自身で、ともに」に探究し、人とのつながりを取り戻していく試みです。これは、「自分」を「哲学」することに通じます。
一方、「哲学対話」は、他者との対話を通じて問いを探求する実践で、その過程では三つのC(コミュニティ、クリティカルシンキング、ケアリング)が育まれます。それは、自分で自分の問いに一人で向き合うことが許される場としても利用され得ます。現在では学校やカフェなどさまざまな場所で行なわれています。
この二つを合わせた「哲学ドラマ」では、同じ場に居合わせた他者とともに、身体を使って物語のなかに深く入り込み、物語の投げかけるテーマを登場人物の姿を借りて自分のこととして考え、探究していきます。自分ではない誰かとして物語の世界に生きることで、これまで意識してこなかった自分の苦労とそのメカニズムに気づくかもしれません。
ポスター 写真:齋藤陽道/デザイン:堀田敦士
主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門 L2「共生のための障害の哲学」、L3「Philosophy for Everyone(哲学をすべての人に)」