Title: | 【関連イベント】CPAG若手ワークショップ「普遍をめぐる問い――18~20世紀東アジアから考える」終了しました |
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Date: | 2015年2月7日(土) |
Place: | 東京大学本郷キャンパス東洋文化研究所第一会議室 |
CPAG若手ワークショップ「普遍をめぐる問い――18~20世紀東アジアから考える」
2015年2月7日(土) 13:00-18:30
東京大学東洋文化研究所第一会議室
司会・主旨説明 新居洋子(東文研CPAG)
第一部
高山大毅(東京大学)
「徂徠学以後の「道」と「聖人」―江戸中期における「中国」の相対化をめぐって―」
金光来(東京大学)
「四端七情論と霊魂論」
新居洋子(東文研CPAG)
「18世紀ヨーロッパ科学/偽科学と陰陽理論」
第二部
曺貞恩(慶熙大学)
「中医との出会い―医療宣教師の中国伝統医学に対する認識」
久保茉莉子(東京大学)
「中華民国刑事訴訟法の制定と自訴制度」
主旨
2012年に始動したCPAGは、一貫して「普遍」をテーマに掲げてきた。それにちなみ今回は、前近代から近代へうつりかわる時期の東アジア史を、様々な次元における「普遍」をめぐる問いの連続として捉え直してみたい。全体の軸となる課題設定は以下の通りである。ごく大雑把にいえば、近代東アジアをめぐる従来の歴史観とは、19世紀後半以降、近代西洋からの圧迫に対応する過程で東アジアの国際化が本格的に開始し、諸領域で新旧の普遍の交替、すなわち伝統の解体ならびに近代への根本的移行が進んだとするものである。これに対しては、近年海域史をはじめ様々な領域で見直しが進んでいる。今回は、まず18世紀以前の中国思想が既に一定程度、普遍性と呼べるものを帯び、国際化を果たす一方で、普遍性の獲得を目指す新たな思想からの挑戦も引き起こした点について議論する。さらに近代東アジアの様々な現場に目を転じ、伝統と近代のあいだで実際に追求され、選択された合理性とはいかなるものだったのか、近代中国における法改革や医療活動の例を中心に検討する。
使用言語:日本語|入場無料|事前登録不要
主催:「グローバル化時代における現代思想――概念マップの再構築」(CPAG)