Title: | 東アジアから問う「新しい普遍」終了しました |
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Date: | 2014年4月7日(月) 10:30‐18:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3 |
東アジアから問う「新しい普遍」
趣旨:
今回わたしたちが問い直すのは、「新しい普遍」についてである。西洋近代が体現してきた普遍主義と、東アジアがそれへの対抗言説として提唱したもう一つの普遍もしくは特殊という概念に対して、わたしたちは歴史的なパースペクティブを有している。それを踏まえた上で、東アジアの現場から発しながら、もう一度「新しい普遍」をともに構想する可能性を探究したい。わたしたちは普遍主義の傲慢さに陥るのでもなく、特殊主義に自閉するのでもない仕方で、さらには、微細な差異に寄り添いながらしかも普遍的なエチカを諦めることのない仕方で、東アジアから共生のための「新しい普遍」を構想しようというのである。
日時:2014年4月7日 10:30-18:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム3
報告者:
白永瑞(延世大学国学研究院)
金杭(延世大学国学研究院)
黄静雅(翰林大学翰林科学院)
徐輔赫(ソウル大学統一平和研究院)
中島隆博(東京大学UTCP)
石井剛(東京大学UTCP)
林少陽(東京大学UTCP)
川村覚文(東京大学UTCP)
清水将吾(東京大学UTCP)
使用言語:日本語・韓国語|入場無料|事前登録不要
《プログラム》
10:30 開場
10:40- 基調講演 白永瑞「東アジアから「西洋近代の主権体制」を見直す」
11:30-12:30 第一部
黄靜雅「東アジア論からの普遍は可能なのか?」
石井剛「受苦としての普遍性 ―『史記』の世界構想と武田泰淳の文学―」
12:30-14:00 昼食
14:00-15:30 第二部
金杭「小林秀雄と丸山真男の「日本論」に見る「普遍」への問い」
林少陽「近代日本の「世界史」あるいは[反]帝国論の系譜 ―京都学派からフクヤマ論文に対する反応へ―」
中島隆博「東アジアから新しい普遍に向かうために ―漱石と宣長の差異―」
13:30-16:00 休憩
16:00-17:30 第三部
清水将吾「知覚における普遍と特殊」
川村覚文「普遍的なものとしての公共的な宗教? ―宗教と公共性に関する試論―」
徐輔赫「北朝鮮人権問題と普遍的人権」
17:30-18:00 全体討議
主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP) 上廣共生哲学寄付研究部門 L1「東西哲学の対話的実践」プロジェクト
共催:科研費基盤A「グローバル化時代における現代思想──概念マップの再構築」(CPAG)