Title: | 記憶と身体シリーズ 第3回 「視線・まなざし」終了しました |
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Date: | 2014年4月26日(土) 17:00-20:00 (開場:16:45) |
Place: | 東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE 101 |
私たちの身体には、近過去からはるか古代の記憶までが内在しているのではないか。文化とは身体の記憶であり、現在の形象とは、私たちの身体の記憶の浸潤に過ぎないのではないか。記憶と身体シリーズは、身体を多方面から解体することにより、記憶の痕跡を探り現在の文化に与えてきたものを再認識する。
――1960年代、'70年代、'80年代の〈まなざし〉は明らかに現代とは異なっていたのではないか。安保闘争を経て、'70年代の自由を希求する若者たちのまなざし、'80年代の街にたむろする少年・少女たちの不安と不信に満ちたまなざし。現在のスマホやゲーム機に俯く若者たちとは、異なった視線で何ものかを見つめていたのではないだろうか。
70年代のまなざしについて講演していただく麿赤兒氏は、'60年代の状況劇場を経て、土方巽・大野一雄・笠井叡らとともに舞踏の世界を通して、'70年代の身体とそれを取り巻く状況を見つめつづけてきた。
'80年代は、'81年に街にたむろする少年少女たちに真正面から向き合った写真「視線」で高い評価を得て、現在まで街や人々を見つめ続ける橋口譲二氏にお願いする。
トークセッションでは、小林康夫教授を含めた三名で、'60年代から現在までのまなざしを〈街・若者・知〉をキーワードに討論していただく。
プログラム
17:00-19:00 レクチャー
19:15-20:00 トークセッション
使用言語:日本語|入場無料|予約不要
※混雑が予想されるため、16時30分より整理券を発行します。
着席定員約70名、それ以上は立見になります。