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Title:

【関連イベント】小林康夫×西山雄二「カタストロフィーと人文学」

終了しました
Date:
2013年3月29日(金) 19:00-20:30
Place:
ブックファースト新宿店B2・Fゾーンイベントスペース

小林康夫著『存在のカタストロフィー』・西山雄二編『人文学と制度』刊行記念対談

「カタストロフィーと人文学」
小林康夫(東京大学)×西山雄二(首都大学東京)

2013年3月29日(金)19:00開演(20:30終了予定)
ブックファースト新宿店B2・Fゾーンイベントスペース

2011年、日本は震災、津波、原発事故という未曾有のカタストロフィー(破局)を経験した。破局的状況は、人間と自然、人間と文明、人間と歴史といった諸限界を露わにし、それらの概念や現実が根源的に再考される契機となった。この災害にさいして、自然科学や社会科学の研究者は具体的かつ実効的な支援や提言に取り組んできたが、人間の精神的活動を探究する人文学は、カタストロフィーを前にいかなる学問的貢献ができるのだろうか。

小林康夫氏は昨年、この大災厄をふまえ人間存在の問題を哲学的・状況論的に論じ抜いた著書『存在のカタストロフィー――〈空虚を断じて譲らない〉ために』を刊行した。西山雄二氏は、人文学の命脈を保ってきた諸制度をめぐる歴史的背景や社会的状況、その理念や原理を考察する論集『人文学と制度』を編纂した。これら二冊を足がかりにして、カタストロフィーと対峙する人文学の責務について、異なる世代の二人に語り合っていただく。

小林康夫(こばやし・やすお)
1950年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授(哲学)。著書に『表象の光学』(未來社、2003年)、『知のオデュッセイア――教養のためのダイアローグ』(東京大学出版会、2009年)『歴史のディコンストラクション――共生の希望へ向かって』(未來社、2010年)『存在のカタストロフィー――〈空虚を断じて譲らない〉ために』(未來社、2012年)ほか。訳書にフーコー『思考集成』(編訳、全10巻、筑摩書房、1999-2001年)、デリダ『名を救う』(共訳、未來社、2005年)ほか。

西山雄二(にしやま・ゆうじ)
1971年生まれ。首都大学東京人文科学研究科准教授(フランス思想)。著書に『哲学への権利』(勁草書房、2011年)、『哲学と大学』(編著、未來社、2009年)、『異議申し立てとしての文学――モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房、2007年)ほか。訳書にジャック・デリダ『条件なき大学』(月曜社、2008年)、『名を救う』(共訳、未來社、2005年)ほか。

★イベントの参加には「イベント参加券」が必要です。ご希望の方は下記のサイトで詳細をご確認の上、イベント参加券をお求めください。

http://www.book1st.net/event_fair/event/

【定員】40名
【イベント参加対象本】3月22日(金)発売『人文学と制度』(未來社/税込¥3,360)
【発券開始】3月17日(日)10時00分より
【発券場所】新宿店地下1階Aゾーンレジカウンター
【発券方法】イベント参加対象本『人文学と制度』が発売前の「3月17日(日)〜21日(木)まで」は、イベント参加券を『人文学と制度』の書籍代(税込¥3,360)で販売いたします(書籍はイベント当日お渡しいたします)。「3月22日(金)以降」は、イベント参加対象本『人文学と制度』をお買い上げいただいた方にイベント参加券をお渡しいたします。(※定員に達し次第、発券は終了いたします)


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