Title: | ジゼル・ベルクマン「バートルビーと現代哲学」終了しました |
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Date: | 2012年7月20日(金)17:00-19:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3 |
UTCPセミナー「バートルビーと現代哲学」
講演者:ジゼル・ベルクマン(国際哲学コレージュ)
司会:小林康夫(UTCP) コメント:郷原佳以(関東学院大学)
メルヴィルの『代書人バートルビー』を読解する現代の思想家ブランショ、ドゥルーズ、デリダ、アガンベン、バディウ。「せずにすめばありがたいのですが」という消極的抵抗は彼らをいかに魅了し、いかなる生の考察をうながしたのか。バートルビーの形象への参照から文学と哲学の交差を描き出すベルクマンの最新著『バートルビー効果』に基づくセミナー。
使用言語:フランス語|入場無料|事前登録不要
*講演原稿(フランス語)を配布予定
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*ジゼル・ベルクマンGisèle Berkman(国際哲学コレージュ)来日講演
(日本学術振興会・外国人招へい研究者事業)
すべての講演で参加無料、事前予約不要。講演原稿の日本語訳を配布し、質疑応答では通訳を付けますので、フランス語を理解しない方でも参加可能です(20日の東大講演を除く)。詳細は、http://www.comp.tmu.ac.jp/nishiyama
7月18日(水)17.00-19.00 首都大学東京(南大沢) 本部棟2階特別会議室
「カタストロフィの思想」 司会:西山雄二(首都大学東京)
協賛=学長裁量傾斜研究費・研究環「カタストロフィと人文学」
2011年、日本社会は震災・津波・原発という、人類史上初の三重のカタストロフィ(破局)を経験した。これまで人間はいかにカタストロフィを表象し、解釈してきたのか。人文学の視座からカタストロフィと人間の関係を問い、希望の方途を探る。
7月23日(月)16.30-18.30 東北大学(川内北キャンパス)教育・学生支援部3階大会議室
「カタストロフィの思想」 司会:寺本成彦(東北大学)
主催:東北大学国際文化研究科 講演原稿の日本語訳を配布、質疑応答は通訳付
アクセス:仙台市バスで「東北大川内キャンパス・萩ホール前」あるいは「川内郵便局前」バス停で下車
7月25日(水)18.00-20.00 一橋大学・佐野書院
「私たちの思考を妨げるもの」 司会:鵜飼哲(一橋大学)
アクセス:一橋大学西キャンパス南側 JR国立駅から徒歩20分。
思考はあからさまに禁止されることはないが、だが、有用性や収益性の趨勢によって思考が生産されてはいないだろうか。今日、批判的な思考の方位をいかに定めればよいのか。ベルクマンが現在、国際哲学コレージュで実施している同名のセミナーを再現。
7月27日(金)17.00-19.30 立命館大学・衣笠キャンパス・学而館第三研究会室
「ジャック・デリダ/ジャン=リュック・ナンシー 脱構築は単数か、複数か」
討論者:亀井大輔(立命館大学)、松葉祥一(神戸市看護大学) 加藤恵介(神戸山手大学)
司会:加國尚志(立命館大学) 主催:人文科学研究所研究プロジェクト「暴力からの人間存在の回復」
デリダとナンシーはその思考のスタイル、概念、挙措において似通っていると同時にかけ離れている。両者の相違を浮き彫りにすることで、脱構築への署名とは何を意味するのかを考察する。
8月2日(木)15:00-17:00 早稲田大学・文学学術院キャンパス(戸山キャンパス)36号館382教室
「ジャックとジャン=ジャック(デリダとルソー)」
討論者:藤本一勇(早稲田大学)、西山雄二(首都大学東京)
デリダは初期の『グラマトロジーについて』から晩年の『パピエ・マシン』に至るまでルソーに言及し続けた。デリダがいかにルソーを重視したのかを論究しつつ、文学における供犠概念の作用、啓蒙と大学の問いを考察する。