Title: | 中島隆博『共生のプラクシス──国家と宗教』合評会総合文化研究科関係者のみ 終了しました |
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Date: | 2011年12月1日(木)17:00-19:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3[地図] |
講演者:
王前(東京外国語大学/UTCP共同研究員)
中島隆博(UTCP)
今年(2011年)10月、UTCP事業推進担当者である中島隆博さんが著書『共生のプラクシス──国家と宗教』を東京大学出版会より刊行しました。
出版を記念し、UTCPでは本書の合評会を開催いたします。
コメンテイターを政治哲学を専門としている王前さん(今年『中国が読んだ現代思想──サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』を刊行しました)にお願いしました。膝を交え、徹底的にディスカッションをする会にしたいと考えています。
内容紹介
国家と宗教という二つの共同性を超えて,いかなる共生の思想を切り開くか.仏教,儒教からデリダ,ドゥルーズまで古今東西の議論を検討することで,他者という概念を再定義し,共同性の脱構築を試みる.中国哲学と西洋哲学から紡ぎだす思考の挑戦.
主要目次
プロローグ 他者たちへの想像力
第I部 原初的な共同性をめぐる思考
第1章 小人がもし閒居しなければ──朱熹の思想
第2章 小人たちの公共空間──明代の思想
インタールード1 他者たちを再び結びつける地平──ジャック・デリダの思考
第II部 他者を再定義する仏教のラディカリズム
第3章 魂を異にするものへの態度──明末の仏教とキリスト教
第4章 強死せし者と死体の方へ──六朝期の仏教と儒教
第5章 死者を遇する〈倫理〉──仏教と生命倫理
インタールード2 他のものになることの倫理──ジル・ドゥルーズと中国
第III部 共生の思想としての儒教の方位
第6章 儒教の近代化の行方──中国の新儒家
第7章 国家のレジティマシーと儒教──現代中国の儒教復興
第8章 「批判儒教」のために──近代中国・日本における儒教復興
エピローグ 共生のプラクシス
☆使用言語:日本語
☆入場無料・事前登録不要
☆総合文化研究科の関係者のみに参加を限定させていただきます。
☆お問い合わせ:吉田敬(philsocsci[at]gmail.com)