Title: | 【開催中止】UTCPレクチャー「印象派はいかにして公式に認められたのか (1865-1925) 」終了しました |
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Date: | 2011年3月24日|木|17:00–19:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス|18号館4階| |
【開催中止】
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」 (UTCP)
中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」主催
講演会
印象派はいかにして公式に認められたのか (1865-1925)
フランス美術と近代美術のはざまで
マリー=クロード・ジュネ=ドラクロワ
ランス大学教授(美術史)
[司会]三浦篤(UTCP)
2011年3月24日|木|17:00-19:00
東京大学駒場キャンパス|18号館4階|コラボレーションルーム3
入場無料|事前登録不要
使用言語:フランス語(当日講演原稿を配布)
フランスの美術制度史の研究者にとって、印象派の画家たちが公式に認められたのは自明のことであり、それを象徴するのが1921年のクロード・モネによる《睡蓮》の国家寄贈であった。この承認のプロセスは美術行政に携わる官吏、美術大臣アントナン・プルースト、さらには美術高等評議会の後押しを受けたジョルジュ・クレマンソーなどの政治家たちによって進められた。1863年以降、美術界の危機が拡大する中、批評家や著述家でもあったこれら官吏たちは、美術批評を通して、市場とアカデミックな体制との橋渡しの役目を担った。彼らが果たした役割によって、1865年にサロンに初めて作品を出品した時点ですでに、印象派の画家たちは公的に認められることになったのである。また、美術に関与のあった官吏たちのこうした著作は、19世紀美術の歴史における重要な資料体となっており、印象派の理解のためには欠かせない点も指摘したい。
――M-Cl・ジュネ=ドラクロワ
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