Title: | UTCPワークショップ「暗黒期」の〈日本語文学〉を再考する―植民地朝鮮の日本語文学終了しました |
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Date: | 2011年1月29日(土)14:30-17:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム4 |
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)
中期教育プログラム「近代東アジアのエクリチュールと思考」主催
ワークショップ
「「暗黒期」の〈日本語文学〉を再考する―植民地朝鮮の日本語文学」
日時:2011年1月29日(土)14:30~17:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム4
使用言語:日本語
入場無料・事前登録不要
〈ワークショップ趣旨〉
UTCPの中期教育プログラム「近代東アジアのエクリチュールと思考」は、西洋文化との遭遇によって生じた近代東アジアにおけるエクリチュールと思考の変容、つまりそれまでの伝統的な思考やエクリチュールと近代的な思考やエクリチュールのダイナミズムを研究する協働プログラムである。
本ワークショップは、プログラムの一環として、朝鮮半島におけるécriture=글쓰기の問題を扱う。具体的には韓国の文学史において「暗黒期」(白鉄)と言われる、一九三〇年代末から四五年までに現われた朝鮮人文学者による日本語文学作品の位置付けや意義、可能性などについて意見を交換する場とする。
メインスピーカーとして、『韓国近代の植民地体験と二重言語文学(한국근대의 식민지체험과 이중언어문학)』(2000、아세아문화사)によって、いち早く日本語文学の見直しを始められた鄭百秀先生(桜美林大学)をお呼びしている。
またコメンテーターには、李光洙の小説テクストについての浩瀚な研究書をお持ちであり(『李光洙・『無情』の研究』(白帝社、二〇〇八年))、また李光洙『無情』(1918)の翻訳者でもある、波田野節子先生(新潟県立大学)をお呼びしている。
近代、植民地、親日、「国語」、「母語」、文体、思考様式等の問題が複雑に絡み合う日本語文学というécriture=글쓰기について、参加者全員で検討していければ幸いである。
〈プログラム〉
鄭百秀先生のご報告
波田野節子先生のコメント
呉世宗のコメント
全体討論
⇛【報告】