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Title:

国際シンポジウム “Atomic Energy and the Possibility of Participatory Technology Assessment”

Date:
2010年11月20, 21日(土,日)
Place:
東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム2または3[地図

【日程】
  2010年11月20日(土) 13:00-16:40
  2010年11月21日(日) 10:00-16:25

【参加費】
  無料(*事前登録は必要ありません。懇親会にご参加される方はこちらからお申し込みください。)

【使用言語】
  英語(*通訳なし)

【開催趣旨】
これまで原子力開発は、その意志決定過程に「市民」が主体的に関与することのほぼなかった技術分野といえよう。ところが近年になって、行政機関や原子力関連企業などが、市民との対話の場を設ける動きをみせはじめている。しかし、そうした場の主催者が従来からの「推進派」であることから、「反対派」や「懐疑派」の人びとからは、「端から推進を前提にしている以上、コミットする意味がない」「説明責任を果たしていることをアピールするための演出に過ぎない」などといった否定的な声も聞かれる。
では、市民を交えた原子力コミュニケーションを実践するには、誰が開催主体となる、どのような議論の場の設定が適当なのだろうか?また、推進派も反対派も納得できる市民参加型の原子力アセスメントの制度構築は、そもそも可能なのだろうか?本シンポジウムでは、従来からの推進・反対という2極対立的な構図を超えた、より大きな枠組みにおける参加型原子力アセスメントの可能性について考察したい。
ただし、この2日間の議論のみで、誰もが納得する「答え」が出るとは考えにくい。また、本シンポジウムは、その答えを出すことを目的としていない。
ここでは、まず各パネラーに各自が得意とする切り口で、原子力と社会の現状について報告してもらいたい。それらの報告を踏まえた上で、プログラム最後の総合討論において「参加型原子力アセスメントの可能性」について参加者全員で議論できれば、当会の企図を果たせたものとしたい。


【プログラム】
★2010年11月20日(土)★コラボレーションルーム2★
13:00-13:05
  Opening Address  Kohji ISHIHARA (UTCP)
13:05-13:10
  Presentation of the Purpose of the Symposium  Masaru ISHIGAKI (UTCP)
13:10-14:00
  Individual Cognitions, Connections and Commitments in Participation
  Go YOSHIZAWA(University of Tokyo)
14:00-14:50
  Public Participation and Academic Freedom
  Kohji HIRATA(SOKENDAI, The Graduate University for Advanced Studies)
15:00-15:50
  The Third Way of Japan's Nuclear Policy: Based on Reality, Rationality, and Deliberative Democracy
  Tetsunari IIDA(Institute for Sustainable Energy Policies)
15:50-16:40
  The Economics of New-design Nuclear Power Plants
  Steve THOMAS(University of Greenwich)

17:00-18:30 懇親会(18号館4階オープンスペース,会費制2000円:申し込みフォーム

★2010年11月21日(日)★コラボレーションルーム3★
10:00-10:50
  “Participatory Fusion Communications” Concerning ITER Site Selection: A Comparative Study of the Cases in Japan and France
  Masaru ISHIGAKI(University of Tokyo)
10:50-11:40
  The Importance of Scientific NGOs and “Science and Technology” at the Japanese Bar
  Takeshi KOJIMA(Kyoto University)
11:40-12:30
  The Consensus Conference as a New Communication Procedure and Its Influences on Nuclear Power Issues Discussion: The Case of the Citizen’s Consensus Conference on National Electricity Policy in South Korea, 2004
  Seong-Jun KIM(Seoul National University)
13:30-14:20
  Public Opinions Concerning High-Level Radioactive Waste Disposal Program in Japan
  Hiroshi KIMURA(University of Tokyo)
14:20-15:10
  Techno-political Reversibility as a Condition for Participation: The Case of French Nuclear Waste Policy
  Yannick BARTHE(Mines Paris Tech-CNRS)
15:20-16:20
  Panel Discussion  Facilitator: Takehiko HASHIMOTO (UTCP)
16:20-16:25
  Closing Address  Kohji ISHIHARA (UTCP)

【その他】
駒場キャンパス近辺での食事は比較的不便です。特に日曜日の昼食については、各自ご用意されることをお勧めいたします。(*飲食にはオープンスペースをご利用ください。)

【主催】
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)
「科学技術と社会」プログラム


101120_AEPTA_Poster.jpg

ポスターをダウンロード (PDF, 469KB)


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