Title: | UTCP日本思想セミナー「丸山眞男―民主主義の名を救う」終了しました |
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Date: | 2008年12月16日(火)15:00-17:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス101号館2階 研修室 [地図] |
発表者:西山雄二(UTCP)
司会:中島隆博(UTCP)
使用言語: 日本語 入場無料,事前登録不要
〈要旨〉
丸山眞男は戦後民主主義の思想家として有名だが、彼が実際に民主主義を論じた文章は数少ない。丸山はむしろ民主主義を否定する政治体制に批判的な考察を加えつつ、民主主義をその制度と運動のあいだで思考しようとした。それはあたかも民主主義それ自体が名指されることなく、民主主義の名が除外されることで、民主主義の名が救い出されるかのようである。ジャック・デリダ、ジャック・ランシエール、ジャン=リュック・ナンシーらの近年の民主主義論を踏まえながら丸山眞男の思索を辿ることで、本発表では、民主主義の問いを人文学の問いとして議論する。
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