Title: | 佐藤将之「台灣におけるアカデミズムの現在と日本」終了しました |
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Date: | 2008年11月7日(金)13:00- |
Place: | 東京大学駒場キャンパス101号館2階 研修室 [地図] |
講演者:佐藤将之(国立台湾大学哲学系助理教授)
二千三百万人の人口に百六十三もの高等教育機関がひしめく台湾で、日本関係学科を中心に日本人が専任職員として就職するケースが増えている。本公演は、いわゆる「学術交流」の対象としてだけでなく、凋落する日本の人文学分野の若手研究者への「受け皿」としての要素を加味した台湾のアカデミズムの特徴を分析し、日本の人文学分野とのかかわりを含めた将来を展望する。
本講演のあと、台湾大学國際交流処の留学生担当職員と日本人現役留学生による台湾大学(大学院)留学への特別ガイダンスを準備しています。奮ってご参加ください。
使用言語: 日本語
入場無料,事前登録不要
〈講演者プロフィール〉
1965年神奈川県川崎市生まれ。青山学院大学國際政経学部卒。台湾大学(政治学修士)、ソウル大学(政治学修士)を経て、オランダ・ライデン大学にて哲学博士。2002年より現職。専門は中国古代思想。近年、日本の中国思想研究衰退に深い危惧の念をいだき、若手研究者生き残りの方法を提示した「職業としての中国思想研究――ワーキングプア化する若手研究者」一文が、関連分野の学者の間や学会で大きな波紋を呼び、若手研究者の広い共感を受けている。