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Title:

シリーズ・身体との共生のために 第16回「身体が編む、わたし、関係性、未来」

要登録
Date:
2026年3月20日(金・祝)12:30-17:00
Place:
東京大学駒場Ⅰキャンパス 21 KOMCEE West K101

シリーズ企画「身体との共生のために 〜21世紀の自己と身体をめぐる対話〜」
第16回 身体が編む、わたし、関係性、未来 The Body Weaves the Self, Relationships, and Futures

 2025年7月から、シリーズ企画「身体との共生のために 〜21世紀の自己と身体をめぐる対話〜」をスタートしました。この企画は科研費(23K12596)のプロジェクトと東京大学UTCPとの共催の企画となります。
 
 この企画では、哲学、人類学、社会学、医学、心理学、ファッション、演劇、音楽など様々な専門領域で、「身体」にひろく関連するご研究・ご活動をなさっている方々を、登壇者としてお迎えします。
 登壇者の方々のレクチャーやインタビューを通して、「私たちは自己の身体の他者性とどのように付き合っているのか」、「現代社会に特有の身体観を規定する要素にはどのようなものがあるか」といったことを検討したり、身体に関して現代の人々がかかえる様々な葛藤に対する処方箋を導くような議論をしていきたいと考えています。


第16回 身体が編む、わたし、関係性、未来 The Body Weaves the Self, Relationships, and Futures

今回のワークショップでは、「身体との共生」というテーマを「言葉を通じて考える」だけでなく、「動き、共にパフォーマンスすること」を通して体験的にひらいていきます。

登壇者:向谷地愛 & Sean Kwan

日時:2026年3月20日(金・祝)12:30-17:00
場所:東京大学駒場Ⅰキャンパス 21 KOMCEE West K101
申込:こちらからお申し込みください。

Part 1 (Mana) — Becoming in Relation
身体とパフォーマンスがひらく、新しい“私たち”になるBecomingの可能性(12:30-14:30)

Developmentとは、頭の中だけで起こるものではなく、身体(からだ)と身体が出会うところから生まれます。いっしょに動き、感じ、関わり合うなかで、グループそのものが生きた学びの場になります。楽しみながら表現するうちに、新しい可能性やつながりが自然に広がっていく、そんな体験を皆さんと分かち合う時間にしたいと思います。

This session explores development as something that happens between people rather than within them. Through movement, attention, and shared activity, participants enter a space where interaction itself becomes the site of learning. Drawing on relational and systems perspectives, the workshop treats the group as a living environment shaped moment by moment through participation. Theatre-based practices invite participants to notice how new possibilities arise when patterns of coordination shift, allowing change to emerge through collective performance rather than individual effort.

第1セッションでは、発達を「個人の内側で起こるもの」ではなく、「人と人とのあいだで起こるもの」として捉えます。動きや注意、そして共に行う活動を通して、参加者は相互作用そのものが学びの場となる空間へと入っていきます。
関係論的およびシステム的な視点に基づき、このワークショップでは、グループを、参加を通して一瞬一瞬かたちづくられていく“生きた環境”として扱います。演劇を基盤とした実践は、協働のパターンが変化するときにどのように新たな可能性が立ち上がるのかに気づくことを促します。そして、変化を個人の努力によるものとしてではなく、集合的なパフォーマンスを通して立ち現れるものとして体験していきます。


Part 2 (Sean) — Performing the Not-Yet
<まだーない>のパフォーマンスが生む身体の可能性(15:00-17:00)

まずは考えるより、動いてみることから始めます。 身体や即興を通して、まだ形になっていない新しい自分を試してみます。その体験が、これまでとは違う関わり方や可能性をひらいていきます。

The second session investigates how new ways of being can be brought into existence through enactment. Participants engage in improvisational and embodied practices that invite experimentation beyond familiar roles and narratives. Action precedes certainty: participants try out what is not yet fully formed. Viewed systemically, these performances function as small disruptions that reorganize relationships and expand what new futures can be created. Reflection accompanies practice, revealing development as an ongoing process of co-creation unfolding through shared new performances.

第2セッションでは、「実際にやってみること(エナクトメント)」を通して、新しい在り方をどのように生み出せるのかを探ります。参加者は、慣れ親しんだ役割や物語の枠を越えた実験へと促すような、即興的で身体的な実践に取り組みます。まず行動してみることが大切です。まだはっきり形になっていないアイデアや可能性を、実際に試してみます。
全体を一つのつながりとして見ると、こうした実践は人と人との関係を少しずつ揺さぶり、組み替え、新しい未来の可能性を広げる小さなきっかけになります。実践のあとには振り返りを行い、そのプロセスを通して、発達とはみんなで新しい表現を共につくり続けていく、終わりのない共創の過程であることが見えてきます。


ワークショップの進め方
・動きをベースにし、リフレクティブ(内省的)な対話を取り入れます
・参加者同士の協働的なサポートを促します
・包摂的な場をつくります(個人的・社会的なジャッジメントをいったん保留します)
・ファシリテーターのうち1名は英語で進行しますが、会場にて日本語通訳を行います

参加要件
・16歳以上
・動きを伴うアクティビティに適した、動きやすい服装でご参加ください
・必要に応じて各自で軽食・飲み物をご用意ください(特に両方のワークショップに参加される方)

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講師の向谷地愛さんとSean Kwanさん


Sean’s Bio
ショーンは、パフォーマンス・アクティビスト、即興パフォーマー、クラウン、エグゼクティブコーチ、ファシリテーター、トレーナーとして、25年以上の専門的経験を持っています。メディア業界および組織開発分野において幅広く活動してきました。
企業キャリアでは、テレビ司会やラジオ放送などのフロントライン業務に加え、コンテンツ企画、組織リーダーシップ、事業開発にも携わってきました。
1990年代後半より、アジア太平洋地域および国際的に人材育成分野で活動。パフォーマンスを基盤とした手法と組織学習を統合した、体験型・変容型のコーチングおよびファシリテーション・プログラムの設計・実施で高く評価されています。
ドラマ/シアター・イン・エデュケーション(教育演劇)およびNLP(神経言語プログラミング)の豊富な経験を活かし、内省的学習、創造性、リーダーシップ開発を支援する学際的アプローチを実践しています。
ショーンの活動は、パフォーマンス実践をコーチングや専門能力開発に応用することに重点を置き、個人およびチームが持続可能な成長とリーダーシップを実現することを支援しています。対話、身体性を伴う学習、協働的な変容を大切にし、組織および教育現場での実践を行っています。
これまでに、香港ドラマ/シアター&エデュケーション・フォーラム(TEFO)理事長、国際ドラマ/シアター&エデュケーション協会(IDEA)委員を務めました。
英語・北京語(普通話)・広東語に堪能。現在はイギリス在住。

Conferences which Sean has presented at:
2021 TEFO – Drama Education Symposium – Symposium Lead
2019 The 3rd CTLA Conference on Drama and Education, Yunnan, China – Workshop Presentation
2018 Lumina Leadership Conference Shanghai & Beijing, China – Corporate Drama Demonstration Presentation
2017 The 2nd CTLA Conference on Drama and Education, Beijing, China – Keynote Speech and Workshop Presentation
2015 TEFO Conference 2015 on Drama Education, Hong Kong, China – Workshop Presentation
2014 Ständige Konferenz Spiel und Theater, Rostock, Germany – Workshop Presentation
2013 The 8th Congress of The International Drama/Theatre and Education Association (IDEA Paris 2013) – Paper Presentation
2013 National Drama International Conference 2013 (London) – Paper Presentation
2013 SDEA Theatre Arts Conference (Singapore) – Paper Presentation
2012 2012 1st Shanghai International Congress on Educational Drama/Theatre (Shanghai) – Keynote Speech
2012 The 3rd International Conference of Performance Studies (Shanghai) – Keynote Speech and Workshop
2012 The 7th International Drama in Education Research Institute (Limerick, Ireland) – Paper Presentation
2012 Official Launch of the Arts Education Research Group in Trinity College, Dublin, Ireland (Dublin) – Poster Presentation
2008 National Drama International Conference 2008 (Durham, UK) – Workshop Presentation

Mana’s Bio
北海道出身、東京在住。精神障がいのある人たちが地域で働き、暮らすコミュニティ「べてるの家」を創設したソーシャルワーカー・向谷地生良を父に持ち、地域での舞台芸術による地域づくりに役者として参加したことがきっかけで、「歌って踊れるソーシャルワーカー」を志す。
現在はミュージカルカンパニー イッツフォーリーズに所属し、病児・障がい児とその家族にパフォーマンスを届ける心魂プロジェクトのメンバーとして全国各地で出演している。
また、Open Dialogue Network Japan(ODNJP)事務局を務め、ショーン氏とともに国内外で5年間ワークショップを実施。メンタルヘルスソーシャルワーカーとしての実践を重ねながら、ルミナ®ファシリテーター資格を取得。2019年にはニューヨークのEast Side InstituteにてSocial Therapeutics国際クラスに日本人として初めて参加し、メンタルヘルス分野および国際的な対話実践へと活動の幅を広げている。
日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)でのプログラム運営やODNJP事務局業務、精神保健福祉士としての経験を通じて、関係性を基盤とした支援と組織的視点を培ってきた。プロミュージカル俳優として8年間活動してきた身体性と即興性を活かし、演劇的手法を用いた体験型・参加型の研修の共同をショーン・クワン氏と行うことを強みとする。
プレイバックシアター、サイコドラマ、ドラマセラピー、などの学びを背景に、ソーシャルスキルトレーニングや感情サポート、ミュージカル・ムーブメントワークショップのファシリテーションを実践。個人の内面的変化だけでなく、「人と人とのあいだ」に生まれる相互作用を学習の場として捉え、心理的安全性を基盤とした関係性の再構築と実践的な行動変容を支援する企業向けラーニング&ディベロップメント分野のファシリテーターとしても活動している。


シリーズ企画のコンセプトはこちらからご覧ください。


主催:
JSPS科研費「タトゥーの社会問題化とファッションとしてのタトゥーのカテゴリー化実践に関する考察」
(研究代表者:山田理絵、23K12596)
共催:
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)上廣共生哲学講座

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