Members / メンバー紹介

 
植原 亮
Name:

植原 亮 (うえはら りょう)

Fields:哲学、科学技術倫理学、科学リテラシー
Category:
共同研究員
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(2007-2012)時のもの(2012年3月31日時点) 。
 
Contact 連絡先 uehara @ res.kutc.kansai-u.ac.jp
 
近況

研究内容
(1)哲学:哲学的自然主義;実在論;認識論;自然種の理論
(2)科学技術倫理学:脳神経倫理学;エンハンスメント
(3)科学リテラシー:脳神経科学リテラシー

所属学会
科学基礎論学会、日本科学哲学会、日本医学哲学・倫理学会、日本哲学会、哲学会

 
所属/職位:

関西大学総合情報学部准教授

主要業績
- 書籍:

(1) 2008 共著、信原幸弘・原塑編『脳神経倫理学の展望』、勁草書房(担当「薬で頭をよくする社会」)
(2) 2010 翻訳、ティム・クレイン『心の哲学:心を形づくるもの』、勁草書房
(3) 2010 共著、信原幸弘他編『脳神経科学リテラシー』、勁草書房(担当「BMI」「スマートドラッグ」)
(4) 2011 分担訳、『科学・技術・倫理百科事典』、丸善(担当「科学技術の修辞学」「疑似科学」「精神薬理学」「脳神経倫理学」「暴力」「ポピュラーカルチャー」「薬物」)

主要業績
- 論文:

学位論文
(1) 2006「認識的規範性」、修士論文(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻)
(2) 2011「実在論と知識の自然化-自然種の一般理論を中心とする哲学的自然主義の体系」、博士論文(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻)

論文
(1) 2006「認識的プラグマティズムの擁護とその含意」『哲学・科学史論叢』第八号、東京大学教養学部哲学・科学史部会、一六七-一九三ページ
(2) 2007「スマートドラッグがもたらす倫理的問題――社会と人間性」『UTCP研究論集』Vol.8、東京大学21世紀COE共生のための国際哲学交流センター、三七-五四ページ
(3) 2007「知識を世界に位置づける――自然種としての知識がいかに多様性を示しうるのか」『科学基礎論研究』Vol.35, No.1, 2007
(4) 2007 “The ethics of cognitive enhancement and self-transformation”, The Proceedings of the Second BESETO Young-Scholar Conference of Philosophy, 2007
(5) 2008「知的能力の増強と本来性という理念」『創文』No.505, Jan/Feb, 2008
(6) 2008「反省・合理性・分業体制」『科学史・科学哲学』No.21, 2008
(7) 2008「脳神経科学を用いた知的能力の増強は自己を破壊するか」『科学基礎論研究』Vol.35, No.2, 2008
(8) 2008「神経倫理におけるスマートドラッグの問題とは何か、またこれから何を問うべきか」、『時報しゃりんけん』、南山大学社会倫理研究所、第1号、pp.4-7、2008
(9) 2009「エンハンスメントの哲学と倫理――概念的な見取り図の試案」、『UTCPブックレット8 エンハンスメント・社会・人間性』、東京大学グローバルCOE共生のための国際哲学研究教育センター、pp.7-23、2009
(10) 2010「エンハンスメントと価値論的探究」 、『社会と倫理』、南山大学社会倫理研究所、24, pp.83-94, 2010
(11) 2011「人工物の実在性――規約主義批判と実在論の図式」、『哲学』、62号、pp. 31-46、2011
(12) 2011”Why should we limit radical enhancement?”, Journal of Philosophy and Ethics in Health Care and Medicine, Japanese Association for Philosophical and Ethical Researches in Medicine, No.4, 131-150.

主要業績
- その他:

学会発表等
(1) 2006「知識の自然種論――ひとつの視座」科学基礎論学会大会(電気通信大学)
(2) 2006「人間知識の独自性と外在主義」日本科学哲学会大会(北海道大学)
(3) 2007「神経科学を用いた知的能力の増強」科学基礎論学会秋の研究例会ワークショップ「神経倫理学の現状と展望」提題発表(慶応大学)
(4) 2007 “The ethics of cognitive enhancement and self-transformation”, The Second BESETO Young-Scholar Conference of Philosophy, “Philosophy and East-Asian Thought”, at Peking University
(5) 2008「人間を超える思想の概念地図と倫理的含意」日本医学哲学・倫理学会ワークショップ「ニューロエンハンスメントの倫理問題」提題発表(北海道大学)
(6) 2008 “Transhumanism and the theory of value”, Neuroethics Society, First Annual Meeting (ポスター発表)
(7) 2009「人工物の実在性――自然種的実在論の擁護」日本哲学会(慶応大学)
(8) 2010「種とメカニズム」哲学会カントアーベント(東京大学)
(9) 2010「脳神経科学リテラシーの知識論」科学基礎論学会ワークショップ「脳神経科学リテラシーとは何か」(専修大学)
(10) 2010 (with Eisuke Nakazawa) ”Neuroscience literacy and its social implications”, 4S: Society for social studies of science(東京大学)
(11) 2011「自然化された認識論と認知的ニッチ構築」認知哲学研究会(東京大学)
(12) 2011「人工物についての実在論内部の問題」応用哲学会臨時大会ワークショップ「拡張した心と人工物の存在論」(京都大学)

書評・解説・報告等
(1) 2007「スティーヴン・P・スティッチ『断片化する理性』」『科学哲学』40-1
(2) 2008「『人間』の拡張を演出する―BMI、エンハンスメント、エシックス」『科学』、岩波書店、2008年8月号
(3) 2009「人間を超える思想の概念地図と倫理的含意」、虫明茂「ニューロエンハンスメントの倫理問題」ワークショップの概要、『医学哲学医学倫理』27
(4) 2009「上田昌文・渡部麻衣子編『エンハンスメント論争』」『社会と倫理』23
(5) 2010「第9章 脳と機械を結びつける:BMI」「第11章 スマート・ドラッグ」「神経科学リテラシーの哲学的基礎:知識論的観点」、科学技術振興機構・研究開発プログラム「文理横断的教科書を活用した神経科学リテラシーの向上」最終報告書
(6) 2010「訳者解説」、ティム・クレイン『心の哲学:心を形づくるもの』、勁草書房

研究会・招待講演・シンポジウム・アウトリーチ活動など
(1) 2008“Skeptical comments on Prinz’s holistic methodology of moral progress”, at UTCP Lectures Series: Jesse J. Prinz, University of Tokyo, July, 2008.
(2) 2008「イントロダクション」、UTCPシンポジウム「エンハンスメントの哲学と倫理」、東京大学、8月、2008年
(3) 2008「BMIは哲学・倫理学にとってなぜ興味深いのか?」日本生理学会若手の会主催サイエンスカフェ「身体と機械の境界」2008年9月14日、東大駒場キャンパス・ファカルティハウスhttp://youngphys.blog21.fc2.com/blog-entry-13.html
(4) 2009「BMIと人間観」2009年1月24日、静岡理工科大学、公開シンポジウム「脳と機械をつなぐ新技術~ブレイン・マシン・インターフェイスを巡って」http://www.sist.ac.jp/lec/000005.html
(5) 2009「ラディカルな知能のエンハンスメントは人間に何をもたらすか」、社会的知能発生学研究会、伊東、3月、2009年
(6) 2009「神経科学リテラシーとは何か?哲学的基礎」、シンポジウム「神経科学リテラシー」、東京大学、5月、2009年
(7) 2009「エンハンスメントをめぐる諸問題と神経科学リテラシー」、科研費基盤研究B「臨床医工学をめぐるコミュニケーション・モデルの構築に向けて」、研究会「脳神経倫理学の現状と課題」、大阪歯科大学、12月、2009年
(8) 2010「生物種の存在論」、DDD、立正大学、6月、2010年
(9) 2011「認知エンハンスメント問題はどれほど根深いか」新学術領域 「精神機能の自己制御理解にもとづく 思春期の人間形成支援学」 第2回総括班会議(東京大学)
(10) 2012「自然主義の体系化プログラムとしての自然種の理論」、第1回自然主義研究会(東北大学)
(11) 2012「改訂派自然主義者からの質問」、第1回自然主義研究会(東北大学)

Professional service
Chair for the Transhumanism session of Asian-Pacific Computing and Philosophy, University of Tokyo, October, 2009

受賞歴
(1) 第一回社会倫理研究奨励賞(南山大学)受賞、2008年

ホームページ:

http://researchmap.jp/ryouehara/

http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_inf/tp/staff/s_uehara.html


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