破急風光帖

 

★   日日行行 (105)

2017.07.18

* 先週末は京都の工芸繊維大学でシンポジウム。キュレーションがテーマでしたが、川俣正さんや日比野克彦さん、椿昇さん、藤浩志さんとアーティスト4名が揃うなかなか豪華な舞台でした。

 シンポジウムの内容は、以下のリンクをごらんください。

http://www.d-lab.kit.ac.jp/projects/2017/report-artistcurator1/

 わたし自身は、登壇者のなかでは最年長。みなさん、80年代に自分の世界を切り開いた人たちで、この世代で、日本のアート・シーンは劇的に変わったのだなあ、とあらためて実感しました。わたし自身は、じつは、80年代、完全にこの時代の動きに乗り遅れていた。そのことをいま、思い出しますね。具体、もの派に続いて、次に世界的に注目を集めるのは、この世代のアートであることは間違いない。それを、どうキュレーションするか、そういう問いを、わたしもまた観客のみなさんに投げかけつつ、シンポジウムを楽しみました。
 京都は祇園祭りの宵宵山でしたが、街の雰囲気も少し味わいつつ、「問い」としてのキュレーションという問題系を投げかけたつもりではありました。
 最後に「わたしもまたデビューしたい」と宣言しておきましたが、さて、なににデビューするのでしょう。ことばである以上、ある意味での「詩」と付け加えてありますが・・・


↑ページの先頭へ