破急風光帖

 

★  日日行行 (73)

2017.02.04

* 立春。春らしい光がながれて、あふれて、うちよせてきます。

 誕生日が2月6日のせいか、1月1日よりも立春のほうが「あたらしい年がはじまる」という感じが強くしますね。毎年この時期に、駒場のUTCPのオフィスでパーティをやってきましたが、今年は、それもなし。やりましょうと言ってくださる方も多いのですが、忙しさもあって都合がつきません。しかも来週はパリに行くことになっていますので。
 先月14日からはじまった冬の「嵐」ですが、今日の青山学院での博士論文審査会(夏目漱石に関連するものでした)で一段落かな。まだ朝日カルチャーセンターの2回目の講義も来週火曜にありますが。
 今週は、ルネ・シャールの詩を読んだ翌日になりますが、東京大学出版会+京セラコミュニケーションシステムズ+ベルリッツの企画で、「人間を問う」というテーマで講義をして、それを撮影するという仕事もありました。カオス的理性、あるいはクラス4という『知のオデュッセイア』で「発見」したコンセプトを中心に、センプルンからピカソまでという最近の十八番的道筋を語りましたが。今年こそ、この問題設定を本格的に展開してみないわけにはいきません。
 


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