＊　「物質の根元には暗い１本の植物が生育し、物質の夜には暗い花々が咲いている。花はすでにビロードと香りの方式を所有している」（ガストン・バシュラール『水と夢』）

＊　今朝は、秋らしい透明な光が落ちてきています。嵐の１０月の第３クオーターが終った感じ。少し息がつけるか。

＊　今週末２２日（土）に、またしても福岡ですが、西南学院「国際文化学科創立40周年」の記念イベントに招かれて、そこで講演をすることになっています。同大学　松緑館多目的ホールで14時40分から16時まで。入場無料／予約不要とのことです。タイトルは、「ラディカルに人であることーー人文科学の〈希望〉について」です。

秋の光、いよいよ明るく、刺しつらぬくように落ちてきて。この光の尖端で、「魂の表皮に」と言おうか、文字が刻まれることを、こんなにも願望していないわけではない。

＊水曜に福岡から戻り、青山学院の授業、翌日が駒場でIHSの授業、そして今日、本郷でEMPの授業とこなして、ようやく第２クオータ−が、ということは、前半戦が終了しました。

＊　今日の午後、京都から戻りました。激しい１０月の第１クォーターが終ったという感じかな。木曜夜のEspace Biblioでの小池寿子さん／松浦寿夫さんとのトークの会、そして昨日、京都で、パリから来たイレーヌさんとヴァンサンさんを迎えての、たった３時間の「風」の茶会＝展覧会。

＊１０月。境界の月。この境界をどう突き抜けるか。しかし、今朝の空模様も一面の曇り空。重くはないが、光からは遠い。