破急風光帖

 

★ 日日行行 (47)

2016.07.08

 またもやブログ更新が少し滞りました。まだまだ〈激しさ〉が続いています。前回、お知らせした「Blue Art」の展示に先だって7月1日に、「青」をめぐるトーク・セッションが新宿のバーニーズで行われました。

 5時の会と7時の会の2回。Smilesの社長の遠山正道さんと二人で、ブルーのジン・ベースのカクテルを手にしてトークを行ったのですが、同じことを2度言うのはおもしろくない、と、3日前の打ち合わせ/顔合わせのときに話しあって、2回目はパフォーマンスを入れることになりました。遠山さんが、この夏、瀬戸内芸術祭の枠のなかで行う檸檬ホテルのための「詩」を読むというので、わたしも対抗上、2012年軽井沢のセゾン現代美術館の「青」の展示のために書いた「ブルー・カタストロフィー」(大震災の直後でしたので世界崩壊がテーマでした)の詩を、映画「グラン・ブルー」の音楽にあわせて朗読しました。とても楽しい一晩でした。(写真は、遠山さんと、司会の若き才能あふれるデザイナー渡邊康太郎さんです)。
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 翌日は、またしてもNHKのCool・Japanの収録(テーマは「模様」)、そしてそのまま、今度は、わたしの所属する青山学院の総合文化政策学部のゼミが主催した、渋谷のB・Y・Gで開かれたビートルズ来日50周年のトークを聞きにいき、そこで披露されたあのとき武道館の客席で録音された音源の初公開を聴いて、半世紀前の「出来事」を実感したりしました。
 そして翌日は、京都へ。造形芸術大の春秋座で行われた笠井叡さん・山田せつ子さんほかのダンス公演「燃え上がる耳」を観て、その後の「打ち上げ」にも参加させていただきました。公演は、素晴らしかったですね。とりわけ、山田せつ子さんのダンスに多くの感慨をいだきました。不思議な公演でした。笠井さんとお話しできたのも嬉しかったです。
 それに影響されたわけではないけれど、明日の土曜、青学のわたしの授業から出発して生み出された映画の上映会があるのですが、そこで、一瞬だけ、わたしも踊るか、みたいなことを考えています。どうなるかな。テーマは「受胎告知」なんですけどね。
 以下がご案内です。


日時:
2016年7月9日(土) 
  開場 17時30分 開演 18時00分

会場:
青山学院大学 本多記念国際会議場
  (青山キャンパス・17号館6階)

プログラム:
(1) イントロダクション
  小林康夫(+山本綾香)

(2) 映画上映『グッバイ・ガール』
  (小手川将監督/日本/2016年/18分/カラー)
   出演: 鈴木沙菜絵・津野円李
   監督・脚本・編集: 小手川将
   撮影: 斎藤颯人
   音楽: 上野伸彦
   助監督: 西川ゆきえ
   原作: 山本綾香『受胎告知 Annonciation - Fra Angelico』

(3) ティーチ・イン――受胎告知を巡って
  小手川将・鈴木沙菜絵・山本綾香


主催:
青山学院大学大学院総合文化政策学研究科 小林康夫ゼミナール


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