破急風光帖

 

★ 日日行行 (23)

2016.02.26

★ IHSのプログラムで、学生3名スタッフ2名とともにバリ島に行きました。2月13日から17日までの4泊4日間の旅。経験としては素晴らしかったのですが、同行者に体調をくずす人が出たりして、いろいろ物思うこともあり、わたしとしては立ち直るのに少し時間がかかりました。

事前の研究会でも言いましたが、わたし自身は、バリ島というある意味では国際的に認知されている「魔法の島」でそのマジックな部分に少しでも触れたいと思っていました。学生たちは、それぞれガムランやダンスの個人レッスンを受けるという「芸能」研究の方向でしたが、わたしはひとり、現地に長く住む日本人の方の協力もえて、何人かの人に会い、何か所かの聖地を訪ねるという計画。それはだいたいこなせて、ある深さに少しだけ触れたような気がしています。まだうまく言葉にはなりませんが、ひとつなにかを得たという感覚はあります。きっともう一度は行って確かめてみないといけないのでしょう。
 ウブドを拠点にして、何か所か車で廻りましたが、ふたつあげるなら、ティルタ・ウンプルの聖なる泉とゴア・ガジャの象の洞窟でしょうか。とりわけ後者、朝、誰もいない小広場で(ちょうど上の方から音楽が降りてきたこともありますが)ひとり踊ってみたのが、なによりの経験だったかもしれません。
 ほかにもたくさんの出来事が身体を通っていったのでしたが、それを語るにはもう少し時間がかかりそうです。
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