破急風光帖

 

★ 日日行行 (15)

2016.01.14

★ 昨夜は、久しぶりにNYU(かつ北京大)の張旭東(チャン・シュートン)さんと、中島隆博さんとともに会食。本郷の鮨屋さんで楽しい会話を楽しみました。

 かれとのつきあいももう10年くらいになるかしら。ニューヨークには呼ばれて2度行っているし、北京にも行ったし、さらには光州のビエンナーレにも呼んでくれましたね。いつも変わらぬスリリングな知的交流、こういうことを続けられたことは、ほんとうに、わたしの人生にとっての「宝」です。こちらはいつものように下手な英語なんですけどね。でも、世界情勢から「論語」についてまで、広い話題が飛び交いました。しかし、なんと言っても、中心は、この混乱と危機が切迫している世界に対してどのように知の行為が可能か、という責任の問題。それを、にこやかな笑顔で語りあうことができるのがすばらしい。それは、人文学が可能にしてくれる歓びですね。朋あり遠方より来たり、そのものです。そこに「学び」がある。会をセットしてくれた中島さんに感謝です。
 


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