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ケイコ・クルディ『霧の向こう』上映会

終了しました
Date:
2013年10月24日(木) 17:15-20:00
Place:
東京大学駒場キャンパス学際交流ホール(アドミニストレーション棟3階)

『霧の向こう*Yonaoshi 3.11』

「日本は実験室であり、福島はパラレルワールドである。すべては解決しつつあるから何も心配はないという人もいれば、問題を直視しようとせず忘れようとする人もいる。今の時点で問題は何も解決していないのだ。」

日時:2013年10月24日(木) 17:15-20:00
会場:東京大学駒場キャンパス学際交流ホール(アドミニストレーション棟3階)

・上映(17:20-19:00)
・ディスカッション(19:00-20:00)

ディスカッサント:ケイコ・クルディ、小林康夫(UTCP)

20131024_small.jpg

ポスターをダウンロード

使用言語:フランス語・英語・日本語|入場無料|事前登録不要

主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)卓越プログラム(フランス現代哲学)

霧の向こう*Yonaoshi 3.11
フランス・日本 / 2013年 / 1時間34分 / HD 16/9

福島原発事故のあとを描いた長編ドキュメンタリー。2011年3月11日の東日本大震災にショックを受けたフランス人映画監督のケイコ・クルディはそのあとすぐに現地に向かい、一年以上をかけて現地の住人、家庭の母親、子供達、農家などに取材をした。その際彼女はレンタカーで現地をくまなく回った。高濃度の放射能汚染が確認される地域にもまだたくさんの人が住んでいる。この状況を理解するために、彼女は次に今の日本を代表する著名人や活動家にインタビューを行った。アーティスト、社会活動家、作家、東日本大震災復興構想会議のメンバーである仏僧、ルポライター・ジャーナリスト、福島原発事故当時の内閣総理大臣など、これらの人々の貴重なインタビューから見えてくるのはこの災害の危機にあって、起こる矛盾とトラウマから立ち上がる国民の躍動である。

ここから私たちは何を学ぶことができるだろうか?多くの人々が“世直し”を夢見る中で、世の立て直しというのは果たして可能なのだろうか?私たちが自分のライフスタイルを変えて、環境にもっとやさしくという原理で再出発をすることは可能なのだろうか?

それは見たところ難しそうで、多くの人が不可能だと感じているにもかかわらず、変化は根本から起こっている。いたるところで個人個人が無気力の殻を破って活動している。

ケイコ・クルディ

1968年11月南仏・アルル生まれ。東京で報道特派員だった父より、交流のあった女優・岸恵子に因んでケイコと名付けられる。パリのソルボンヌ大学で演劇と映画を学んだ後、縁のあった日本に渡る。 東京大学大学院にて総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程を修了。2004年より京都造形芸術大学芸術学部映像・舞台芸術学科助教授。3.11東日本大震災が起きた時は、フランスでインタラクティヴインスタレーションプロジェクトの準備中だった。この大災害にショックを受けすぐに日本に向かったケイコは劇場用ドキュメンタリー映画『霧の向こう』の制作を制作することになった。


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