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Title:

「共生のための障害の哲学」第2回研究会

終了しました
Date:
2012年7月10日(火)11:00-12:30
Place:
東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム4

「共生のための障害の哲学」第2回研究会

講演者:岩川ありさ(UTCP)
タイトル:「トラウマが発する声:当事者研究と文学をつないで」

使用言語:日本語|入場無料|事前登録不要

2007 年に発表された大江健三郎の小説『臈たしアナベルリイ総毛立ちつ身まかりつ』というテクストを対象とし、幼い頃の性暴力によって受けた精神的外傷に向かいあい、恢復していく主人公の女性の経験に注目し、文学テクストに刻まれた擬声語や擬態語によって表現された「叫び声」が、トラウマをいかに証言しているのかについて、女性たちが従属させられている歴史的な状況と関係づけて考察する。その上で、女性たちの共同体が継承してきた性暴力への抵抗運動の記憶を読みこみ、性暴力を受けた女性たちの「痛み」の問題を歴史的・社会的な文脈から解釈することで、文学テクストと当事者たちが発するトラウマの声をつなぐ視座の可能性について検討したい。

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UTCP上廣共生哲学寄付研究部門「共生のための障害の哲学」(L2)プロジェクト


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