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Title:

UTCP講演会「多声的表象の臨界――「アジアとヨーロッパの肖像」展の軌跡と展望」

終了しました
Date:
2010年2月24日(水) 17:00–19:00
Place:
東京大学駒場キャンパス|18号館4F|コラボレーションルーム1

講演者|吉田憲司(国立民族学博物館文化資源研究センター教授)
司会・コメンテーター|安永麻里絵 (UTCP)
使用言語|日本語(質疑応答は英語可)
事前登録不要|入場無料

概要
ASEMUS (Asia-Europe Museum Network) 国際巡回展『アジアとヨーロッパの肖像』展は、アジアとヨーロッパの相互認識を主題とし、18カ国の美術館・博物館キュレーターが結集して練り上げた企画であり、古今東西の肖像作品およそ570点によって構成された。「肖像」を自他表象の最も基本的な形態ととらえた本展覧会では、その双方向性の実現のために、企画・構成の段階からアジア・ヨーロッパ各地のキュレーターが協働した。本展は大阪、福岡、神奈川を経て、現在ロンドンのブルネイ・ギャラリーで開催中である。オリジナル作品によって構成された国内展とは対照的に、ロンドン展では複製写真による展示という実験的な試みが成されている。美術館/博物館、アジア/ヨーロッパ、美術史学/民族学、さらにはオリジナル作品/複製写真といった様々な境界のはらむ歴史的・現在的問題に取り組む本展でプロジェクト・リーダーを務める吉田憲司氏が、その軌跡と展望を語る。

講演者略歴
よしだ・けんじ|1955年生まれ。文化人類学、博物館研究。アフリカ・ザンビアのチェワ社会における仮面結社・慰霊現象についてのフィールド・ワークを遂行するとともに、博物館や美術館における文化の表象のあり方を研究し、展示を通じたその実践を国内外で展開。主な著作に『異文化へのまなざし――大英博物館と国立民族学博物館のコレクションから』(ジョン・マックと共編、NHKサービスセンター、1997年)、『文化の「発見」――驚異の部屋からヴァーチャル・ミュージアムまで』(岩波書店、1999年)、Preserving the Cultural Heritage of Africa: Crisis or Renaissance? (edited with John Mack, Oxford: James Currey, 2008) などがある。ASEMUS国際巡回展『アジアとヨーロッパの肖像』展(2008–)アジア側プロジェクトリーダー。

【報告】

2010-02-24-UTCP-Yoshida-Lecture-flyer-thumbnail.jpg
フライヤーをダウンロード(PDF形式・約538KB⇒こちら


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