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Title:

【関連イベント】アルジェリア・ドキュメンタリー映画祭 マレク・ベンスマイル監督特集

終了しました
Date:
12月19日(土)・20日(日)
Place:
上智大学四ツ谷キャンパス2号館5階509・508教室

上智大学アジア文化研究所では、来る12月19日(土)・20日(日)に「アルジェリア・ドキュメンタリー映画祭」を開催いたします。北アフリカ、アルジェリア……この国と人々について、我々の持つイメージはあまりに貧しく、フランス映画『望郷』や歌謡曲『カスバの女』に登場する「場末の異郷」の残像がちらつくばかりです。

今回の映画祭では、日本ではなかなか見ることのできないアルジェリアのドキュメンタリー作品を多数上映のほか、パリ在住のアルジェリア人監督、マレク・ベンスマイル氏を招き、最新作『中国はいまだ遠し』の上映の後、会場との交流会を予定しています。

どうぞこの機会に、アルジェリア社会の「現実」を「映像で体験」してください。入場無料。事前申込不要。学生・一般どなたでもご参加いただけます。また、終日のご参加が難しければ、どうぞご興味のある作品だけでもご鑑賞ください。

●12月19日(土)
会場:上智大学四ツ谷キャンパス2号館5階509教室

10:00-11:30 カイナ・シネマ最新作品集(日本語字幕)
12:30-13:00 ブリーフィング(『ブーディヤーフ』解説)
13:00-13:20 『デモクラシア』(日本語字幕)
13:30-14:30 『ブーディヤーフ、暗殺された希望』(日本語字幕)

●12月20日(日)
会場:上智大学四ツ谷キャンパス2号館5階508教室

10:00-10:10 開会挨拶
10:10-12:00 『発狂』(英語字幕)
13:00-13:30 ブリーフィング(『中国はいまだ遠し』解説)
13:30-15:30 『中国はいまだ遠し』(英語字幕)
15:45-17:15 ベンスマイル監督との交流会(通訳付)

主催:上智大学アジア文化研究所
http://www.info.sophia.ac.jp/iac/news/docs/news20091130_207181205.html

ポスター(作品紹介付)をダウンロード

企画説明:
 マレク・ベンスマイル監督の作品は、ある時は権威主義国家の政治のかけ引きを、ある時は狂気やカルトの世界を、生々しく取り出して見せる。主題は多様だが、彼のカメラは、アルジェリアの国土と人々の上を、いつも衛星のように回っている。我々は、生のアーカイブとしての映像を通じて、アルジェリアからの実況中継を見ていることになる。
 12月19日(土)の上映会では、アルジェリア政治への暗喩に満ちたフィクション『デモクラシア』、92年の大統領暗殺を追ったドキュメンタリー『ブーディヤーフ、暗殺された希望』を上映するほか、アルジェリアの映像アクティビズムの将来を暗示するものとして、ベンスマイル監督もメンバーであるフランスの映像アソシエーション「カイナ・シネマ」に参加するアルジェリア人若手作家たちの作品から、4作品を上映する。
 20日(日)には、アルジェリア社会における精神異常を扱った『発狂』、歴史の記憶を追った最新作『中国はいまだ遠し』を上映し、続いて監督を囲んでの交流会を行う。
 監督は、精神病院の患者たち、そしてアルジェリアの山村の子供たちに、カメラを通じ、主体的に映画に参加するよう呼びかける。我々もまた、単なる観客であることを越えて、スクリーンの向こうの現実に参加するよう、招待されている。

※マレク・ベンスマイル監督はフランス在住のアルジェリア人。京都・ヴィラ九条山2009年度招聘アーティスト。日本とイスラーム世界の交錯する近代に関する新作の製作に取り組んでいる。詳しい経歴はヴィラ九条山のホームページ(http://villa-kujoyama.com)を参照。


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