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Title:

政治神学的敵対の終焉をめぐって―カール・シュミットとハンス・ブルーメンベルク

終了しました
Date:
2008年12月3日(水)16:20-17:50
Place:
東京大学駒場キャンパス 8号館323教室 [地図

発表者: 大竹弘二 (UTCP)

※どなたでも参加可能です。
※使用言語:日本語 入場無料、事前登録不要

 【趣旨】
1920年代から普遍主義的理念に基づく正戦思想を批判していたカール・シュミットは、第二次大戦後になると、その元凶を歴史哲学的終末論に基づく進歩思想に見出そうとする。彼にとって、あらゆる政治的敵対を終わらせようとする試みは、かえって人類の名のもとでの最悪の殲滅戦争をひき起こすだけなのであり、この世から政治神学が消滅することはありえないのである。1960年代になって彼は、第二ヴァチカン公会議や「解放の神学」の出現といった情勢を受けて、政治神学を再度擁護しようとするが、それに異議を唱えたのが、ハンス・ブルーメンベルクであった。主にシュミットの『政治神学』(1970)とブルーメンベルクの『近代の正統性』(第一版1966、第二版1974)を中心に展開された両者の論争について考察する。

【報告】


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