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【刊行】分断された時代を生きる

2017.07.25 石井剛, 武田将明, 桑田光平, 小林康夫, 竹峰義和

白水社から出版されました『知のフィールドガイド~分断された時代を生きる』に、東京大学教養学部人気公開講座として、小林康夫、武田将明、桑田光平、石井剛、竹峰義和の公開講座が書籍化されました。

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白水社 HP参照

分断された時代を生きる
目次

 「知識」から「教養」へ  石井洋二郎

Ⅰ さまざまな思考のかたち
 フィクションの冒険者たち――クルーソー、ガリヴァー、サルマナザール  武田将明
 アメリカ文学名場面集  吉国浩哉
 外国語の不思議・日本語の不思議  石井洋二郎
 哲学に触れる/感情に触れる――トマス・アクィナスを読みながら  山本芳久
 エスノグラフィーで現代中国を学ぶ  阿古智子
 南米ベネズエラの音楽と文化  石橋 純

Ⅱ 木から森を考える
 科学の興奮と詩の精密さ――ウラジーミル・ナボコフの文学  秋草俊一郎
 マクレーが未来に託す言葉――「フランダースの野に」を読み継ぐ試み  アルヴィ宮本なほ子
 ミッキーマウスのユートピア的身体――ドイツにおけるディズニー・アニメ受容  竹峰義和
 見ることの冒険――ジャコメッティの《終りなきパリ》をめぐって  小林康夫
 何を食べるか、食べないか――M・K・ガーンディーの模索  井坂理穂

Ⅲ 現代にこだまする歴史
 『万葉集』はこれまでどう読まれてきたか、これからどう読まれていくだろうか  品田悦一
 「愛すべき」論理と「信ずべき」倫理はどこに?――中国が哲学に出会ったとき  石井 剛
 「現代アート」の現代性について  桑田光平
 女と男と子どもの近代――啓蒙期フランスの変化から見る  長谷川まゆ帆
 ホメロスと叙事詩の伝統  日向太郎

Ⅳ 分断を乗り越えるために
 現代マスメディアの起源へ――戦間期〈婦人雑誌〉とは何か  前島志保
 戦後経済史のなかの原子力発電  定松 淳
 移民、人権、国境を考える――ヨーロッパからの視点  増田一夫

  あとがき  松田良一

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