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【報告】The Future Talk(TFT)第2回 「いのちを見つめる哲学対話」

2016.03.07 梶谷真司, 土屋陽介, 神戸和佳子, 阿部ふく子, 安部高太朗, Philosophy for Everyone

2016年1月11日(祝)東京大学駒場キャンパス21KOMCEE 303にて、「僕らの対話が未来を拓く~The Future Talk(TFT)~」が開催されました。

第2回目のテーマは「いのちを見つめる哲学対話」。一般社団法人がん哲学外来理事長の樋野興夫先生のお話をお聞きした後に問いを立て、対話を進めていきました。
参加者は大阪・名古屋などからも駆けつけて下さり、中学生・高校生・大学生、社会人のみなさんが70人以上も集まって、にぎやかな対話の場となりました。


まず、始めに樋野先生の講演を聞きました。メスも薬も使わず、3000人以上のがん患者と家族に生きる希望を与えた言葉の処方箋。先人達の遺された数々の名言は、僕たちの日常生活にも充分に活かしていくことができそうです。


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その後は感想を交えながら、何を話し合いたいか哲学対話の問いを出していきました。
どのテーマにするか絞るのも難しい状態でしたが、最終的には5つに決まり、 1,寄り添うとは何か  2,一見悪いと思われるものと共存するのか闘うのか 3,究極の対話での‘ユーモア’とは何か 4,人間同士の対話は立場を超えてどのように可能か 5,そもそも死とは何かと なりました。 次に、それぞれ話し合いたいテーマのグループに分かれて話を始めました。


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ファシリテーターは、高校生と大学生の心強い先輩達です。
どのグループでもたくさんの意見が飛び交っていて、1時間ではとても足りないほどでした。
今後はもっと対話の時間を増やせるよう工夫をしていきたいと思います。
その後、ファシリテーターが中心となりグループの中で話し合われた内容を全体に伝えました。どのグループも活発なやり取りの中から話が広がっていたようです。みなさん、いろいろな意見を出していただきありがとうございました。


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最後に、「The Future Talk(TFT)~」の説明をさせていただきました。
TFTが目指しているのは、中高生自身がファシリテーターになって、自分たちの課題を考えていくこと。そして、そういう場が日本全国に広がり、日常生活の中でも「考える・伝え合う」ことが自然にできることです。


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今回は2つの観点から企画を考えました。1つめは、学生時代に「いのちと向き合う」話ができたら、自分や友達をもっと大事にできるのではないか、ということです。
グループに分かれたとき、中高生の関心が最も集まったのは「そもそも死とは何か」でした。
異なる年齢や立場から死を捉える機会は貴重で、多くの考えが出ていたようです。僕が参加したグループでも、がん患者の方の悩み、がんと共存し闘いながら生きていくお話を聞いて、みんなが勇気づけられました。
2つめは、世界で起きている問題と日本の中での課題を両方の視点から見ていきたい、ということです。1回目のTFTでは、フィリピンの惨状を目の当たりにして、改めて日本の豊かさに気づき、TFTを立ち上げるきっかけになったとお伝えしました。その後、高齢化や膨大な医療費の問題を知ると、2人に1人ががんになる時代に、哲学や言葉によって僕たち学生にも何かできるヒントになるかもしれないと思ったのです。


お世話になっている土屋先生とUTCPのみなさん、一緒にこの場を創って下さった高校生・大学生の先輩達のおかげで開催することができました。
本当にありがとうございました。
僕たちがチャレンジできるよういつも力になっていただき、心から感謝しています。
参加者の方からも、あたたかいメッセージをたくさんいただきました。
これからも学生を中心に、さまざまな年齢の方と対話を通じ触れ合っていきたいです。
ぜひ気軽に参加して下さい。よろしくお願いします。


文責: TFT実行委員  菅 拓哉 (開智学園総合部7年生〈中1〉)

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