Blog / ブログ

 

【刊行】『他者論的転回 宗教と公共空間』

2016.03.15 川村覚文

ナカニシヤ出版より『他者論的転回 宗教と公共空間』が刊行されました。本書は、国際日本文化研究センター教授の磯前順一氏とともに、UTCPの川村覚文が編者となっています。

ナカニシヤ出版ホームページより

他者論的転回 宗教と公共空間

著者 磯前順一 編 川村覚文 編

出版年月日 2016/03/15
ISBN 9784779510380
判型・ページ数 A5・408ページ
定価 本体3,800円+税

公共空間から排除された者たちの公共性はいかにして可能か。他者と共存する複数性の領域として公共性を批判的に捉え返す試み。

目次

 はじめに 他者論的転回(磯前順一)

 序 章 複数性の森にこだまする神々の声
       天皇・国民・賤民について(磯前順一)

第Ⅰ部 排除する公共性

 第一章 植民地朝鮮の神社に祀られなかった神々
       宗教的な法的秩序の内と外(青野正明)

 第二章 神国と排除
       日本中世から考える(片岡耕平)

 第三章 祀られざる神の行方
       神話化する現代日本(磯前順一)

第Ⅱ部 法的なものと排除
 
 第四章 フランスにおける「承認のライシテ」とその両義性
       ムスリムの声は聞こえているか(伊達聖伸)

 第五章 宗教、自由と公共性
       靖国参拝違憲訴訟を考える(鍾以江)

 第六章 公共性と犠牲
       十字架の神学を手掛かりに(宮本新)

第Ⅲ部 排除される者たちの公共性

 第七章 福島原発災害への仏教の関わり
       公共的な機能の再発見の試み(島薗進)

 第八章 「臨床宗教師」の誕生
       公共空間における宗教者のあり方(鈴木岩弓)

 第九章 〈ラルシュ〉で生きる『人間の条件』
       ヴァニエ、アレント、クリステヴァ――異邦人は招く(寺戸淳子)

 終 章 國體・主権・公共圏
       公共性の(不)可能性について(川村覚文)

 おわりに(川村覚文)

alterity%20turn.jpg

Recent Entries


  • HOME>
    • ブログ>
      • 【刊行】『他者論的転回 宗教と公共空間』
↑ページの先頭へ