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時の彩り(つれづれ、草) 114

2010.09.07 小林康夫

秋の気配も少し

みなさま、お久しぶりです。異常な暑さはまだ続いていますが、それでも夜のキャンパスにはすでに虫の声が響きわたっています。

8月はまったくブログを書きませんでしたが、わたしの夏は、前半は瀬戸内海の直島で行われた瀬戸内国際芸術祭関係の国際シンポジウム、そして後半は、北京大学でのICCTの会議シンポジウム、さらに9月に入って軽井沢のセゾン現代美術館での「遭遇」茶会の企画、そして昨日のヨンセ大学との「批評と歴史」のシンポジウムと続きました。本来は、落ち着いて長年懸案の本を書く予定だったのですが、今年も不発。なかなかうまくいきません。でも、わたしとしては、気持ちよく夏をすごしました。

直島のイベントは、来る予定だったル・クレジオ氏が直前に不調で来れなくなり、お会いするのを楽しみにしていたのでがっかりでしたが、わたしが主催した「地域の未来をアートが開く」は、アーティストのヴィト・アコンチさん、旧友のカトリーヌ・グルーさん、イエール大学のナヤン・チャンダさんらと充実したシンポジウム。いろいろな方とめぐりあって対話をした夏でした。

ヨンセ大学の白先生とは今朝、来年3月ソウルでのシンポジウムの打ち合わせ。実は、すでに5月のハワイ大学や6月の駒場でのICCTの会議など、いくつも来年の予定が決まってきています。グローバルCOEとしてのUTCPも原則的に来年度まで。あと1年半ですが、わたしとしては、最後のコーナーを回って、最終のストレッチに突入するような気持ちです。みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。

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