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【報告】”How Humans Became Organisms: Some Reflections on the Transition from the Soul-Body-Problem to the Organism-Milieu-Interface”

2010.01.18 吉田敬, セミナー・講演会

12月7日にトビアス・ションさん(マックス・プランク科学史研究所/フンボルト大学・文化と科学研究所)を迎えて、"How Humans Became Organisms: Some Reflections on the Transition from the Soul-Body-Problem to the Organism-Milieu-Interface"と題する講演が行われた。

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ションさんのご専門は、生命科学の歴史であり、今回はどのように人間が有機体とみなされるようになったのかという問題について、18世紀初めから19世紀中頃まで、ゲオルク・シュタール、シャルル・ボネ、ジョルジュ・キュビエ、アンリ・ブランヴィル、オーギュスト・コントなどの学者たちの議論を踏まえながら、お話いただいた。

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歴史的な詳細に満ちたご講演を説明することは、門外漢である筆者の力量を超えるが、1700年から1830年頃までは心と身体のインターフェイスとして捉えられていた人間が1830年から19世紀中頃までに、有機体と環境のインターフェイスとして捉えられるようになったというのが、骨子であった。というと、単なる歴史的研究ではないかという印象を持つ方もいらっしゃるかもしれないが、ションさんは、有機体と環境のインターフェイスが19世紀中頃以降、刺激と反応のインターフェイスにどのように変貌し、現代にどのような影響を及ぼしているのかということをアルノルト・ゲーレンやヘルムート・プレスナーの哲学的人間学やハイデガーの哲学も射程に入れた上で、検討することを意図されており、その意味で非常に視野の広いお話であったことを記しておきたい。

吉田敬

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