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熊野純彦編著『日本哲学小史』(中公新書)

2010.01.08 森田團, 出版物

 『日本哲学小史――近代100年の20篇』(中公新書)が出版されました。

 編著者は、東京大学グローバルCOE「死生学の展開と組織化」の事業推進担当者でもある熊野純彦氏です。

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 この書物は二部に分かたれており、第一部は熊野氏によって、日本哲学の揺籃期から成熟期(おもに戦前の京都学派)を経て、戦後の動向に至るまでの流れが、きわめて簡潔かつ印象的に描かれています。

 第二部は、西田、和辻、田辺から大森、廣松にまでいたる二十人の哲学者たちの論文を、若手・中堅研究者が論じた論攷で構成されています。

 筆者もまた坂部恵の「しるし」(『仮面の解釈学』所収、1976年、新装版2009年[この版には熊野氏の解題も収録されています])についての考察を寄稿しています。

 ご関心のある方はぜひ手に取ってご覧になってください。

 (文責:森田 團)

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