だが、ブランショは、この絶対的な「否!」――ある意味では全共同体を拒否するがゆえに本質的な「孤独」へとひとを追いつめるものであるこの「否!」――が、しかしほとんど不可能な「友愛」の地平を開くことを言い忘れはしなかった。