それは、誰もが毎瞬ごとにはき出している物質が、個人としての人間にはけっしてそれとして「経験」できない、「量」の積算のプロセスを経て、地球の平均気温をわずかに何度か上昇させ、それが温暖化として人間の生存を危機に陥れる。