存在の全体性へのパトス──それは、存在の全体性という実は限界づけられた幻想のもとで、競争を戦争に、不安を熱狂と恐怖の分割された複合に変え、そして最後には、カタストロフィへの対抗であったはずなのに、それが予測していた以上の破滅をもたらすことになる。