労働は、労働者の非本来的な固有性というよりは、むしろ資本主義社会に固有な活動の形式であり、それゆえにこそ、それだけでたとえば「階級」というような政治的な主体を仮託することは、不可能ではないにしても、極度に困難なのだ。